KTMは「KTM 450 RALLY REPLICA」のフルモデルチェンジを発表しました。
数々のラリータイトル獲得や勝利を収めてきたKTM450ラリーレプリカ、2020年から大きな変更はありませんでしたが、2025年モデルは多くのアップデートが施されることになるようです。
新エンジン・新フレーム・新フェアリング。そこに組み合わされたWP製の前後サスペンションなど変更は多岐に渡り、今までで最もファクトリーマシンに近いモデルとなっているようです。
最も大きな変更点は新たに設計された部分も含むエンジンでしょう。新設計のシリンダーヘッドや強化クラッチ・強化ギアボックスが組み込まれ、よりパワフル、より高い信頼性を得ています。ラジエターもシングルではなくダブルとなり、より高い冷却性能を獲得。新設計のフレームは、以前のフレームと比べてより高い弾性を得ながらも直進安定性などを確保しています。またスイングアームも新設計され中空ダイキャストアルミニウム製で製作されています。
そのほかにも燃料タンクは前後タンクを合わせると最大34.5リットルに増加。足回りには最新のWP製前後サスペンションが搭載されています。
ルックス面も大きく変更されました。軽量化た新しいLEDのヘッドライトは約3割の光量の向上。ラリータワーは新開発された軽量なカーボン製となっています。
全世界で100台のみの生産、そして大きく姿を変えたKTM450ラリーレプリカ。ダカールラリーでの活躍が期待できそうですね。