ポルトガル出身のオフロードライダー、パウロ・ゴンサルヴェスの地元エシュポンゼンデに、彼の功績を讃える記念碑が立ちました。
ゴンサルヴェスは、「スピーディ」の愛称で親しまれた2013年のクロスカントリーラリー世界選手権チャンピオンです。2009年にダカールラリーに初挑戦し、2014年から
2019年まではMonster Energy Honda Teamのファクトリーライダーとして参戦、2015年には総合2位を獲得しました。2020年はHero MotoSports Team Rallyからダカールラリーに出場していましたが、第7ステージでのクラッシュにより命を落としました。
今回の記念碑はスピーディ・フォーエバー協会の推進のもと、ゴンサルヴェスの友人パウロ・マリア氏が作者となって作成されました。ゴンサルヴェスがラリーバイクにまたがりウイリーする様子を再現したこの記念碑には、高さ5m以上、重さ8tで、約27,600個の機械の廃材が使用されています。
記念碑は大西洋の港近くの国道沿いに位置する公園に設置され、併せて公園の名前にもパウロ・ゴンサルヴェスの名がつけられました。地元の英雄であるゴンサルヴェスは街の大使としても任命されており、今回の記念碑は町を挙げて彼の功績を残すために作られたようです。除幕式には数百人のファンがバイクに乗って駆けつけ、記念碑のお披露目を盛り上げました。