トライアンフのファクトリーライダーが発表。MXGP MX2クラスに若手2人を起用

完全新開発のモトクロッサーで、2024年からMXGP MX2クラスとAMAスーパーモトクロス250クラスに参戦すると宣言しているトライアンフ。すでに全貌が公開されたマシンに加え、ついにファクトリーチームから参戦するライダーが明らかになりました。

今回発表されたのはMXGP MX2クラスに参戦するライダー2人です。1人目はミッケル・ハーラップ。デンマーク出身で現在22歳のライダーです。MX2クラスに参戦し始めたのは2019年からで、2022年には表彰台獲得を重ねMX2クラス最終ランキングで総合7位に入賞。安定感のある彼の走りがチームマネージャーの目に留まり、今回の起用に繋がったとのこと。2人目は南アフリカ出身で19歳のカムデン・マクレラン。2022年にヨーロッパ選手権EMX250クラスで4位に入賞し、2023年にMXGP MX2クラスにステップアップしています。2023シーズンは序盤で怪我を負い第7戦まで戦線を離脱していましたが、復帰後は総合5位を獲得するなど、勢いのある走りを見せ2023年をランキング13位で終えています。なお、トライアンフは10月6〜8日に開催されたFIMモトクロス・オブ・ネイションズ（MXoN）でMX2クラスへの参戦マシンを発表しており、その後ミッケルがチームとともにスペインでテストを開始。11月初旬にカムデンが加わったとのこと。伸び代のあるライダー2人がトライアンフのマシンでどんな活躍を見せるのか、期待が高まります。

ミッケル・ハーラップ　コメント
「モンスターエナジー・トライアンフレーシングの一員となる機会は、そうそうあるものではない。2024シーズンからトライアンフに参加できることを非常に誇りに思うし、僕にとってとても意味のあることだ。このチームには適切な人材が揃っているし、関係者のサポートは素晴らしい。2024年にこの新しいバイクがどんな走りを見せてくれるのか楽しみにしているよ。レースが待ちきれない！」

カムデン・マクレラン　コメント
「このチームに加わり、その歴史の一部になれることを光栄に思う。レースで勝てるマシンを作るためにトライアンフがこれまで努力を重ねてきたことを感じているよ。ゲートに立つのが楽しみだよ」

MXGP2024シーズンの開幕戦は2024年3月10日にアルゼンチンで開催されます。トライアンフの挑戦が始まる、その歴史的瞬間は見逃せません。