インドで先行発売していたスズキ Vストローム250SXが、日本でも発売されることが発表されました。すでにラインナップされているVストローム250との相違点を中心に、その性能を紹介していきましょう。
カラーリングは上記の3色が展開。なんと値段は既存のVストロームが64万6,800円(税込)なのに対し56万9,800円(税込)と、10万円近くも下回ってきました。
低燃費&高性能、SEPエンジン搭載
まずエンジンは既存のVストローム250が2気筒なのに対し、SOHC4バルブ単気筒エンジンを採用。スクエアストロークに近かったボア×ストロークは76.0×54.9mmのショートストロークになり、最高出力は19kW/9,300rpmと1馬力UP。よりオフロード走行が楽しめるエンジン特性になっていそうです。
冷却方法はSOCS(Suzuki Oil Cooling System)、つまり油冷です。潤滑とは別に独立した専用の冷却回路を作成し、そこにオイルクーラーで冷やしたオイルを流すことで効率よくエンジンを冷却します。
ピストンにはスカートの中心にシナジーサークルテクスチャコーティングを施工。スカートの左右に縦溝を作ることで余分なオイルを排出し、フリクションロスを低減しています。
低燃費と高性能を高い次元でバランスさせたとして、スズキではこのエンジンをSEP(Suzuki Eco Performance)エンジンとしています。
よりオフロード走行に対応
軽量かつコンパクトな車体設計で、Vストローム250が車両重量191kgなのに対し164kgを実現。さらにVストローム250は前後17インチタイヤだったのに対しフロントタイヤを19インチとし、よりオフロード走行に適したモデルとなっています。
また、サスペンションにはフロントフォークにストローク120mmの正立フォークを採用。リアショックには7段階のプリロード調整が可能なスイングアーム式。
ナックルガードを標準装備。