アジアクロスカントリーラリーに辿り着き、いよいよ準備の日程も終わりつつある8月12日。
さくっと車検を通した午前中
若干懸念されていた車検、早めに通しておこうと言うことで朝のうちからスタンバイする増田。
すっかり忘れていた、名前・国旗・血液型の表記を前夜に手作り。これで、車検準備は完了。ちなみに、レタリングは子供用のアルファベット勉強用おもちゃを現地で手に入れて、なぞったのはここだけの話。
くまなく、車検でみられるものの、他のラリーほど厳格ではない印象。「持ち物検査とかもないし、スムーズに車検は終わりましたね!」と増田。
余裕。ママはいつでも余裕だ。
トランスポーターに、運んでもらう荷物を積み込む。
こちら中身は、
を参照のこと。なお、増田の荷物には現地で手に入る水6Lが詰め込まれていて、関係者一同大ウケ。
大量すぎるマップに一苦労
この日配られた1日目のロードブック。通称、コマ図というやつだ。
ホルダーに巻ける量は決まっているのだけど、こちらは明らかに多すぎ。
これが、通常のラリーに比べてとても細かく書かれている。100m以内で次コマなんてのがざらで、丁寧すぎて長いものになっているのだ。ちなみに、ざっとみた感じ「かなり細かく曲がるので、ナビは説明された通り難しそうです」と増田。こうしてマーキングする方法は、国内のラリーで覚えてきたもの。モンゴルラリーでも、こうしてピンクで道筋をなぞり、他の色(今回は水色)でガソリンスタンドなどをマークアップした。
明らかにはいらないので、SS中にあるタイムコントロール部分でマップを切断。つまりレースの休憩中にまき直す必要がある。
そんな増田のコマ図をみて、このアジアクロスカントリーラリーを何度も優勝争いしている池町佳生がアドバイス。「1色ではなくて、たとえば僕は曲がるところに違う色でマークしたりしていますね。あと、今回は特に短い距離でコマが続くし、実際はストレートで曲がらないところもある。そういうところには、飛ばせるよう『すぐ!』と書いています」と実践的な内容。
ラリーはみんなが仲間意識があって、やさしく教えてくれる兄貴分も多い。今回のアジアクロスカントリーラリーには、はじめてのラリーだという人も何人か参加している。この辺の懐の深さこそ、AXCRなのだ。
スタートは、パタヤの名ストリートから。興奮を呼ぶ、セレモニー
この圧巻のアジア感。パタヤを象徴する「ウォーキングストリート」が、スタートの舞台だ。
参加者は、コンボイでウォーキングストリートにはいってくる。
スタート順を待つ、増田。余裕過ぎる。「携帯を落としたかも」とか、そんな話をしながらタイ飯をたいらげる増田。
この夜、スタートを切りながらも、実際にはルートにはまだ入らない。8月13日、つまりいよいよあと数時間後に、ラリーの火ぶたが切って落とされる。