悔しさを糧に寺坂が逆転勝利。ファースト50クラス

MOTO-Eクラスと混走で行われたファースト50クラス。ショートカットコースを使用してのレースでしたが、周回を重ねていくごとに荒れる路面に多くのライダーが苦戦を強いられました。前回優勝を果たした#95津田到磨は今回参戦していないため、新たな勝者に注目が集まりました。

画像: 悔しさを糧に寺坂が逆転勝利。ファースト50クラス

ヒート1、好スタートを決めた#90寺坂茉梨乃が前に出ると、#55ひかるが続き、トップの座を狙います。寺坂はレース前半に1分台を切るラップタイムを重ね後方との距離を拡大。前方のMOTO-Eライダーをかわすと、一時クラス内で2番手に立つなどその速さを示します。レース終盤、寺坂が転倒し5番手に後退したことで、ひかるがトップに浮上します。その後もひかるがポジションを守りゴール。2位寺坂茉梨乃、3位にはMOTO-Eライダーを含め8番手あたりから追い上げた#91寺坂真壽が入賞しました。

画像7: 負けたくない気持ちがぶつかり合う。44キッズクロス 2025 第2戦
画像8: 負けたくない気持ちがぶつかり合う。44キッズクロス 2025 第2戦

ヒート2も寺坂茉梨乃がスタートからトップに立ち、レースをリードします。安定した走りで周回を重ね、レース後半にはペースを上げてトップでフィニッシュ。なんとファースト50クラスに参戦するライダーを全員ラップしており、その速さが光りました。また、2位には#21髙村風生、3位は#86はるとが入賞。開幕戦では両者ともにトップから離れていましたが、今大会で表彰台を獲得し、成長が感じられる一戦となりました。さらに、ヒート1で2位に入ったひかるは序盤でポジションを落とし、結果6位でレースを終えましたが、追い上げの際クラス内トップのラップタイム53秒台を記録。順位には繋がらなかったものの、その実力は目を見張るものがあります。

なお、ファースト50クラスもトップ2人のポイントランキングが接戦で、ひかるが75ポイントで1位、寺坂茉梨乃が74ポイントで2位と、その差はわずか1ポイントです。徐々に勢力図が見えてきた今シーズン、次戦のトップ争いにも注目です。

画像2: 小島庸平のワンポイント・コメント!

小島庸平のワンポイント・コメント!

「寺坂茉梨乃選手は、ヒート1で転倒してしまった時に悔しくて泣いてしまったのですが、ヒート2は絶対勝つと意気込んで挑み、1位を勝ち取っていて、勝ちたいという気持ちの強さを感じました。スピードを見ると群を抜いているわけではないのですが、多くのライダーがミスや転倒をする中で、寺坂選手は最小のミスで抑えていて、安定した走りが結果に繋がったと思います」

First50クラス総合順位
1位#90寺坂茉梨乃(テラサカ マリノ)
2位#55ひかる
3位#21髙村風生(タカムラ フウイ)
4位#91寺坂真壽(テラサカ マイキ)
5位#555おかだかいり
6位#86はると
7位#23中川知哉(ナカガワ トモヤ)
8位#15まほちゃん
9位#43福井彩心(フクイ アコ)
10位#27こっちゃん

髙橋のスピードを落とさないテクニックが光る。スーパー50クラス

スーパー50クラスは全6台が出場。開幕戦で両ヒート優勝を果たした#8髙橋優牙の存在感が大きいですが、今大会は誰が勝利を飾るのでしょうか。

画像1: 髙橋のスピードを落とさないテクニックが光る。スーパー50クラス

ヒート1、スタートで前に出たのは#34坂元快夷。続いて、髙橋、#57矢熊桃子が追いかけます。1周目で髙橋が坂元をかわしてトップへ浮上。開幕戦でもバトルを繰り広げていた両者は今大会も激しい攻防戦を繰り広げます。髙橋にトップを譲った坂元ですが、その後抜き返しレースをリード。しかし髙橋も引き下がることなく攻め続け、坂元の隙をついて再びトップに浮上。その後徐々に差を広げ、髙橋がトップでチェッカー。2位坂元、3位矢熊という順位でフィニッシュしました。ラップタイムを見ると、坂元が1分8秒〜10秒台なのに対して、髙橋は1分5秒〜8秒台。髙橋が一歩上回っていることがわかります。

画像2: 髙橋のスピードを落とさないテクニックが光る。スーパー50クラス
画像3: 髙橋のスピードを落とさないテクニックが光る。スーパー50クラス

ヒート2は髙橋がスタートからトップを快走します。2番手には坂元、3番手には#15溝口眞乃桃がついて追いかける展開となりますが、髙橋は勢いに乗って後方を引き離し、トップ3人の間隔は開いた状態でレースが進行します。レース中盤、3番手を走る溝口に#50髙村昊が迫ります。溝口は途中転倒したことで髙村に前を譲ることに。しかし、溝口は最後まで諦めない走りを見せ、レース終盤で髙村に接近。そのまま髙村をかわし、表彰台を獲得しました。

画像3: 小島庸平のワンポイント・コメント!

小島庸平のワンポイント・コメント!

「優勝した髙橋選手は特にコーナーがずば抜けて速かったです。サンドのふかふかな路面でも1人だけ勢いよく、エンジンの回転数を落とすことなく曲がっているのが印象的で、将来性を感じる走りでしたね。坂元選手も良い走りをしていて、クラスのレベルが上がってきたなと感じました」

Super50クラス総合順位
1位#8髙橋優牙(タカハシ ユウガ)
2位#34坂元快夷(サカモト カイ)
3位#15溝口眞乃桃(ミゾグチ マナト)
4位#57矢熊桃子(ヤグマ モモコ)
5位#50髙村昊 タカムラコウ
6位#78とくおかとうま

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