北米で2025年式YZシリーズがリリースされました。日本国内のレースシーンで使用されるオフロードレーサーとして最大派閥のYZ250FXが待望のフルモデルチェンジです
YAMAHA
YZ250FX
$9,099(北米発表)
主な変更点は次の通り。
新型アルミ製バイラテラルビームフレーム
YZ250Fをベースに完全に再設計されたアルミ製バイラテラルビームフレームは、強度と柔軟性のバランスを追求。前輪のトラクションが向上しているとのこと。
エアインテークの改良で50mmスリムに
旧型の前面にあった吸気口をシュラウドとシートの下へ移設することで、シュラウドは 50 mm スリムになり、エアボックスカバーは15mm低く、よりスリムになりました。効率的な吸気経路により、中回転から高回転のエンジン性能アップも見込んでいます。
ヤマハパワーチューナーアプリ
Wi-Fiを通じてECUにアクセスできるPower Tuner アプリも使いやすく改良されました。エンジンマッピングを直感的にセットアップできる「シンプルチューニング」スライドバー、トラクションおよびローンチコントロールのチューニング、ラップタイマー、サスペンションチューニングガイドなどを搭載。トラクションコントロールシステムは6,000 rpm から 14,000rpm の間で 500rpm 刻みで調整できる rpm リミッター付き。
サスペンション設定の見直し
手動で調整できるアジャスターノブによって、工具不要でダンピングをセッティング可能に。またサスペンション設定の見直しによりギャップに対する反応が向上、コーナリング性能と高速安定性の両立を目指したとのこと。
YZ450/250F、YZ250/125、YZ450FX、YZ250/125X、YZ85/LWといった豊富なラインナップは例年通りに継続。ますますクロスカントリー&エンデューロ会場が青に染まっていくことになりそうです。