2023年からオフロードウエアを展開しはじめたクシタニが、ライディングテクニックの新連載”オフテクをマナボウ”を同社サイトでスタート。この連載では、全日本モトクロス選手権IA1クラスで5度チャンピオンを獲得し、世界選手権にも出場した経験を持つ山本鯨氏を講師に迎え、オフロードバイクのライディングテクニックを学んでいく。

画像: オフテクをマナボウ#11 走行ラインを考える! 濡れた路面&コーナー編 by KUSHITANI

これまで、岩や木などの障害物を攻略するテクニックや転倒しないための方法、転倒した時のリカバリー方法を学んできた。そして今回は、これまでと異なる路面状況への対応について。雨が降った後のぬかるみはどう走れば良いのか、また土質を見極めて乗りこなすテクニックを解説していく。

濡れた路面はあえてアクセルを開けて安定させる

オフロードでは晴れの日は乾き、そして雨の日や雨が降った後は水分を含んだ路面となる。つまり、天候によって土質が変わり、ライダーはその路面状況に応じて乗り方やアクセルの開け方を変えて乗りこなしていく必要がある。

画像1: 濡れた路面はあえてアクセルを開けて安定させる
画像2: 濡れた路面はあえてアクセルを開けて安定させる

実際、乾いた路面ではタイヤがグリップするからといって、ぬかるんだ路面でも同じように勢いよくアクセルを開けたりするとタイヤが滑りやすく、ハンドルも取られやすくなる。このように、バイクのバランスが崩れることは転倒に繋がることはもちろん、乗車時の恐怖感にもつながってくる。では、怖さを感じず、安定して走るにはどうすれば良いのか。それは、直進安定性をどう保つかがポイントになってくる。

画像3: 濡れた路面はあえてアクセルを開けて安定させる

直進安定性を保つには、アクセルを開けることが大切だという。例えば、ぬかるみに入る前に怖いと思ってアクセルを戻すと、バイクの重心がフロントタイヤに移行して、ハンドルが取られやすい状況になってしまう。自分にとって怖さを軽減するための行動が、より自分を怖がらせる状況を作っていることになる。一方で、アクセルを開けると重心がリヤ荷重になるため、ハンドルを取られることがなく、マシンも安定していく。スピードを上げることで安定感はさらに上がってくるため、バランスを崩す怖さを感じずにぬかるみを走破することができる。怖くてアクセルを戻すというのは本能的な反応ではあるが、ぬかるみに入る時にブレーキをかけるとさらに安定感がなくなり、アクセルを開けた方が安定するということを頭に入れて、ぜひ実践してほしい。

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