今季からオフロードウエアを展開しはじめたクシタニが、ライディングテクニックの新連載”オフテクをマナボウ”を同社サイトでスタート。この連載では、全日本モトクロス選手権IA1クラスで5度チャンピオンを獲得し、世界選手権にも出場した経験を持つ山本鯨氏を講師に迎え、オフロードバイクのライディングテクニックを学んでいく。

画像1: オフテクをマナボウ#05 いつ立つの? スタンディングテクニックby KUSHITANI

これまでは、乗車前に確認しておきたい「ポジショニング」と「マシンセッティング」、乗車時のマシンコントロールに重要な「アクセルコントロール」と「ブレーキング」を学んできた。第5回となる今回は、オフロードを走る上で必要となるスタンディングのテクニックについて学んでいこう。

マシンを安定させるスタンディング

画像2: オフテクをマナボウ#05 いつ立つの? スタンディングテクニックby KUSHITANI

舗装された公道では、バイクのシートに座って運転することが一般的である。しかし、路面が凸凹しているオフロードの場合、シートに座っている状態だと路面からの衝撃が上半身にダイレクトに伝わり、バランスを崩しやすい。そこで、マシンを操るためにライダーが行なっているのが、立ってマシンの挙動を安定させる「スタンディング」というテクニックである。

スタンディングの方法

画像: スタンディングの方法

フットペグの上に立ってバイクを操作するスタンディングだが(座った状態のポジショニングに関しては、第1回「芯を捉えるポジショニング」を参考にしていただきたい)、重要なのはスタンディング時の姿勢で、ただ真っ直ぐ立つだけではバランスは取りにくい。例えば、写真左側のように、肘や膝をピンと伸ばして真っ直ぐ垂直に立つと全身に力が入る上、マシンの動きに対応がしにくく安定しない。膝が前に出ないように立つことが大切で、お尻を後ろに出すイメージで立つとバランスが取りやすい。そのまま上半身に力が入らないように手を伸ばしてハンドルを持てば良い。

また、山本は自身がチャンピオンを獲得するためにオフロードレースのトップライダーたちのフォームを多く研究してきた。その中で、スタンディングの姿勢は「乗馬」と似ていることに気付いたという。乗馬では馬が蹴った力に対して人間が邪魔をしないことが重要になる。オフロードバイクも同様、例えばライダーが地面からの衝撃を抑えるために力でマシンを抑え付けようとしても、バイクはうまくコントロールできないし、スピードをロスする原因になる。身体に無駄な力を入れず、バイクの動きに身を委ねるという意識が大切になる。

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