四駆のSSVが立ち往生するレベルの濁流が生まれるほどの豪雨に見舞われた、ステージ3。二輪カテゴリーについては「天候の悪化により、主催者が選手の安全を確保することができなくなったため、CP2(335km地点)、CP3(377km地点)で競技を中断した。フィニッシュラインに到達した選手のタイムはそのまま維持される。それ以外の選手については、ステージ前半の平均タイムで計算し、完走タイムを算出する。」との声明が出されている。
この日、トップでフィニッシュを決めたのはサム・サンダーランドを欠いたガスガスのダニエル・サンダース。昨日岩場で圧倒的な強さを発揮したメイソン・クラインはサンダースに追いすがったものの叶わず、サンダースは2位クラインと4分ものリードを作ってステージ3をフィニッシュした。
「ステージ優勝できたし、リードしていてとても嬉しいよ。自分のペースが良いのは分かっていたし、今日の自分は強いと感じていたので、給油後に最後までプッシュした。今日はタイムを上げる絶好のチャンスだったと感じていたよ。明日は先頭で走りきることになるので、集中力が必要だが、このチャレンジが楽しみだ」と意気揚々としたコメントを残すサンダース。
274km地点ではリッキー・ブラベックがあえなくクラッシュしヘリコプターで搬送される事態に。ブラベックの容態は「すべての検査の後、病院の医療スタッフは、彼が骨折やその他の深刻な状態でないことを確認しています。念のため、あと24時間経過を観察する予定だが、状態は良好」とホンダのリリースに掲載されている。
ステージ順位
ステージ3の順位は上のとおり。KTM勢が強く、ホンダはファクトリーから離れたMonster Energy JB Teamから走るホアン・バレダが気を吐いている。
総合順位
ステージ3を受けて総合順位。こちらもダニエル・サンダースが飛び出し、2位にクライン、3位にケビン・ベナバイズという結果。