via text - ここをクリックして引用元(テキスト)を入力(省略可) / site.to.link.com - ここをクリックして引用元を入力(省略可)

全日本モトクロス選手権第6戦は、新レイアウトとなったオフロードヴィレッジで開催。IA1クラス富田俊樹のタイトル獲得が決まる大一番となった

D.I.D全日本モトクロス選手権第6戦 関東大会
日時:2022年10月29日(土)〜30日(日)
場所:オフロードヴィレッジ(埼玉)

大城、渡辺、富田。それぞれの笑顔が光る

オフロードヴィレッジは大規模改修が行われ逆回りに。前回のレイアウトに苦戦していたジェイ・ウィルソンが「コース幅が広くなって走りやすかったよ」と語るように、複数のラインが選べる、抜きどころの多いコースへと変化を遂げた。

IA1クラスは、前大会で全ヒート優勝を果たした富田俊樹が、シリーズチャンピオン獲得に向けて王手をかけている状況。ランキング2位につける能塚智寛がヒート1で富田より前でゴールしなければ、その時点でチャンピオン獲得が決定するという局面にあった。富田がチャンピオンを決めるのか、それとも能塚が富田の勢いに歯止めをかけるのか……、両者の走りに注目が集まった。

画像: 大城魁之輔(#22)

大城魁之輔(#22)

画像1: 大城、渡辺、富田。それぞれの笑顔が光る

ヒート1はスタートで前に出た小方誠が1周目をトップで終えると、大城魁之輔/能塚/富田がその後を追いかける展開となった。トップ4が数秒離れた間隔でレースが進む中、大城は徐々に小方との距離を詰める。そして7周目でトップに浮上し、その後も後方との差を広げていった。大城本人も語るようにまさに「理想的な展開」。自身2勝目を果たし、確かな実力を見せつけた。

画像: 能塚智寛(#3)

能塚智寛(#3)

画像: 富田俊樹(#2)

富田俊樹(#2)

一方、能塚はスタートから富田の前を走る。レース中盤には小方をパスし、大城に迫る勢いを見せた。富田も小方をパスし、能塚に迫るも2〜3秒離れたままレースは進行。結果は能塚が2位、富田が3位ということで、能塚がヒート1時点での富田のチャンピオン獲得を阻止するかたちとなった。

画像2: 大城、渡辺、富田。それぞれの笑顔が光る

大城魁之輔
「ヒート1は、スタート2・3番手から1人ずつこなしてトップに立って、そのままトップをキープできたので、理想的なレースができたなと思います。1勝目ってかなり大きな結果だと思いますが、やっぱり2勝目というのも大きいと思っていて。1勝目を獲った後は2勝目に向けて頑張ってきました。目標を達成できて嬉しかったです。ヒート2は自分のミスで転倒して、その後上手くペースを上げることができず。悔しい気持ちが残っていますが、2勝目をあげることができて、まさかの総合優勝もできたので、全体的に見て良いレースになったと思います」

画像: 渡辺祐介(#4)

渡辺祐介(#4)

画像3: 大城、渡辺、富田。それぞれの笑顔が光る

ヒート2は1周目に渡辺祐介がトップに立つと、大城/内田/富田がその後に続いた。渡辺は勢いに乗って後方を引き離していく。レース中盤には、大城、内田と転倒が続き、渡辺/富田/大塚豪太という順番に変わる。レース終盤、転倒後の追い上げを見せた大城が大塚に迫るも、惜しくも届かずフィニッシュ。今季初優勝を獲得した渡辺は「今季は走りがなかなか噛み合わず、満足した結果を残せず辛かったですが、ようやく噛み合って結果につなげることができた」と笑顔を見せた。

画像4: 大城、渡辺、富田。それぞれの笑顔が光る

なお、スタート直後には小方を含む多重クラッシュが発生。転倒した能塚と小方のマシンが絡みなかなか外れず、小方が再スタートをした時にはすでにトップの渡辺が1周を終えてきたところだった。能塚はクラッチレバーが根元から折れたという状況。クラッチなしでの再スタートを試みるも、セルのバッテリーが動かなくなりそのままリタイヤとなった。これにより富田のシリーズチャンピオンが確定。ヤマハに移籍してから3年越しの目標達成に喜びをあらわにした。

画像5: 大城、渡辺、富田。それぞれの笑顔が光る

富田俊樹
「優勝してシリーズチャンピオンを決めたいなと思っていましたが、今回はチャンピオンを意識していたこともあって走りが固くなってしまいました。予選で11位になってしまって、スターティンググリッドのイン側を取ることができなかったのもかなりきつかったですね。それでも、チャンピオンになれてとりあえずほっとしています。ヤマハに入って3年越しのチャンピオン、率直に嬉しいです」

ジェイ、圧勝。白熱する2番手争い

前大会でシリーズチャンピオンを獲得したジェイ・ウィルソン。第2戦のオフロードヴィレッジではコースの攻略に苦戦していたことを、他のライダーたちは把握していた。さらに今回は1ヒート15分の3ヒート制。新コースとなったものの、この第6戦はジェイから1勝を奪うチャンスがあると思われた。

画像: ジェイ・ウィルソン(#16)

ジェイ・ウィルソン(#16)

しかし、新オフロードヴィレッジはジェイとの相性が良かったようで、3ヒートとも好スタートを決めてすぐにトップに立つと、スムーズな走りで後方との差を広げていく。2番手のラップタイムを2秒ほど上回るその速さは圧倒的。ミスのない余裕のある走りで全勝し、最終戦に向けてさらに連勝記録を伸ばした。

画像: 中島漱也(#5)

中島漱也(#5)

一方、ジェイ・ウィルソンの後方では、各ヒートごとに熱い2番手争いが展開された。ヒート1は横澤拓夢/中島漱也/浅井亮太/鳥谷部晃太が2番手をかけたバトルを展開。バトルが白熱する中、横澤が転倒し2番手争いを離脱。中島が前に出ると、浅井と鳥谷部がその後ろを追いかけた。しかし、中島が2番手を守り切りゴール。3位には浅井が入り、ヤマハが表彰台を独占した。

画像: 鈴村英喜(#9)

鈴村英喜(#9)

画像: 柳瀬大河(#10)

柳瀬大河(#10)

ヒート2は2番手に鈴村英喜、3番手に柳瀬大河がつけた状態でレースが進んでいった。周回を重ねるごとに柳瀬が鈴村に迫る。ラストラップまで距離を詰める粘り強さを見せたものの、柳瀬からのプレッシャーに打ち勝った鈴村が2位を獲得した。

画像: 横澤拓夢(#36)

横澤拓夢(#36)

ヒート3はジェイに続いて阿久根芳仁、そして横澤が続く。序盤で阿久根が後退すると、横澤/柳瀬/福村鎌というオーダーに。一つのミスも許されない緊張感の中、ほぼ等間隔でレースは進みそのままの順位でフィニッシュを遂げた。

画像: ジェイ、圧勝。白熱する2番手争い

ジェイ・ウィルソン
「3回ともスタートが良くて、2回はホールショット。序盤から調子良くレースを進めることができたよ。新しいコースは、第2戦のレイアウトに比べてコース幅が広くなっていたから走りやすかったね。こまめな散水のおかげでかなりグリップもしたし、コース整備をしてくれた方全員のおかげ。今回で連勝記録を”14”に伸ばすことができてとても嬉しい。ヤマハチームとしては、富田選手のチャンピオン獲得と渡辺選手の今季初優勝もあって、とても良い結果で終われて嬉しいよ」

SUPPORTED BY

ヤマハのサイトはこちら スズキのサイトはこちら ホンダ ​​ KTM ハスクバーナ・モーターサイクルズ GASGAS FUMA+1のサイトはこちら Technix j1 j1

SPECIAL THANKS

ポカリスエットのサイトはこちら アライヘルメットのサイトはこちら

This article is a sponsored article by
''.