キャンパスオフロードミーティング通称”キャンオフ”というレースをご存知でしょうか。中には、聞いたことはあるけれど何かは知らない。という人もいるのではないでしょうか。キャンオフの始まりは1980年代。関東学生二輪連盟を主体とした、当時の大学生や専門学生によって始まりました。
目的は各大学の学生や社会人OBとの交流の場を作りたいというのと、レースの敷居を下げることで、未経験者や初心者でも気軽に参加してレースの楽しみを味わってもらいたいということ。その一環として、サークルの新入部員や未経験者などバイクを持っていない人の為にレンタルバイクが用意されていたり、レース前日にライディングスクールが行われたりと未経験者でもレースに参加しやすいような工夫が考えられているのです。
では、キャンオフが主催するレースはどんな人々に楽しまれているのか、今年6月にクロスパーク勝沼で開催された2022キャンパスオフロードミーティング第1戦5時間耐久エンデューロレースにOff1.jp取材班がお邪魔したので、その時の楽しそうな様子をご覧ください。
キャンパスオフロードミーティング2022年第1戦クロスパーク勝沼5時間耐久
日時
2022年6月5日(日)
会場
クロスパーク勝沼
エントリー期間
5月2日(月)~5月27日(金)
クラス
ぼっちクラス、ペアクラス、トリプルクラス
エントリー費
ぼっちクラス:10000円(学生のみ7000円)
ペアクラス:14000円(1人7000円)
トリプルクラス:18000円(1人6000円)
保険費用:1人3000円
山梨県のクロスパーク勝沼で開催された2022のキャンオフ第1戦は5時間耐久エンデューロ! 5時間耐久と聞くとだいぶ長くて過酷なんじゃないか、と思われがちですが、これも色んな楽しみ方ができるようにというキャンオフ運営の絶妙な設定なのです。
クラスは3つに分かれており、ぼっちクラスは1人で腕試しがしたい人向け。1人で5時間はなかなかにハードなのでトレーニングにもなります。一方、ペアクラスやトリプルクラスは学生やサークルの仲間向けとなっていて途中交代が可能。ソロでストイックに走るのもより、グループでわいわいお祭りみたいに楽しむもよし、いろんな志向のライダーが同じレースに参加できるのが魅力。他のレースに比べ、参加費が比較的安いのも参加しやすい理由のひとつになっています。
パドックにはTechnixモデファイ車両を試乗できるコーナーもあり、参加者以外の試乗も可能となっています。
モトクロスやエンデューロのレース会場で救護班として活躍しているJOMSさん。何もないのが1番ですが、万が一何かあった時もJOMSさんがいるというだけで心強いです。特にこの時期は熱中症になる人が多いので……。
ル・マン式スタートが採用され花火の合図で一斉にダッシュ。
開始早々にゼッケン落とした人いますね〜。
マーシャルの方々がヘルプしてくれる(時と場合による)ので初心者でも気軽に参加できる。
中にはお祭り感覚でコスプレ参加しているライダーも。
あら、レース中にフェンダーが取れちゃったのね。自分の体が壊れなくて何より。
コース内に数多く隠されているWebikeマーク。これをレース中に見つけるとレーススポンサーのWebikeポイントを貰うことができます。気にかけて歩いていたけれど1個しか見つけられませんでした! みんなよく見つけるなぁ……。
表彰式
表彰式では数多くの企業さん、個人の方々から多数景品が配られました。中でも驚いたのが、若手キャンオフOBが数多く就職しているというBoschJapanからの高圧洗浄機5台という大盤振る舞い。しかも学生が必ず貰えるように学生限定じゃんけんなども行われており、なんとも羨ましい限りでした。
ぼっちクラス
1位 #1郵便局員+マジモンの郵+ソルティ たけp
2位 #22越路カレーメシ パンツスキー
3位 #6イエローマジック交流会 ペリカン
ペアクラス
1位 #50ジパングハスキーJapan てんてん、いまり
2位 #70チームパルスwithブリヂストン さいとうゆうたろう、ちゃか、
3位 #54チーム夏山 すけまる、ひろや
トリプルクラス
1位 #78俺たちの天使明日那 エンジェル 萌え萌え変態胸毛野郎 電柱
2位 #91Cold water oldman 齋藤孝路 橋口元 加藤耕治
3位 #82サイコヘルメット教 よしくん、やっちゃん、こうちゃん
キャンオフに代々伝わる?三種の神器+新たな神器
キャンオフに代々伝わる神器。前回大会の貰い手から代々受け継がれて?いる。某リサイクルショップから構成されているが、実際に効果を発揮している神器もあるのでナメてはいけない。
学生限定いただき物配布
企業や個人の方からご提供いただいた、俗に言う訳あり品。学生にとっては宝の山に違いない。いや、普通に私も欲しい物を見つけてしまった(ゴクリ)。でも社会人だからちゃんと自分のお給料で買うもん!(泣)
モトファクトリーパルス
キャンオフ東日本が現在の体制になった2016年からサポートし続けているのがモトファクトリーパルス。ブリヂストン、モチュール、D.I.D、べスラなど、キャンオフのスポンサー企業がここまで多いのは木村社長の尽力によるところが大きい。
BoschJapan
これが噂のBoschの高圧洗浄機。約150人中、学生枠3名、社会人枠2名で当選した強運の持ち主。
学生だけではなく、社会人も豪華景品が貰えるので安心してください!
ブリヂストン
JEC国際A級の齋藤祐太朗選手(左)が所属するブリヂストンから、好きなタイヤ前後セットがもらえる券。前後ともX20を選んだそうです。それを履いてまたレースに出てくれい!
Ridge Cycle
JECなどにも参戦しているバイクショップ、Ridge Cycle。家のパーツクリーナーも無くなりそうだったなぁ……。(私も欲しい)
DUNLOP
DUNLOPからタオルとペットボトルホルダー。この時期のタオルは何枚あっても嬉しいし、特に企業さんのタオルって集めるの楽しいですよね。
FLAIR LINE
バイクの販売、メンテナンスなど全般を手がけ、JNCCなどエンデューロレースにも参戦しているFLAIR LINE。クリーナーからタイヤまでこんなにいっぱい提供して大丈夫ですか!?(欲しい)
LAVEN
バイクのメンテナンス用品を扱うLAVEN。これは車体に泥が付きにくくなると好評のダートエース。フェンダー裏などに吹いておくと洗車が格段に楽になる!
MOTUL
モータースポーツのエンジンオイルを扱うMOTUL。チェーンルブ12本のご提供、こちらはSNSで拡散希望とのこと、学生さんよろしくお願いします!
Webike
Webikeはポイントをもらえるだけではなくデロリアンのプラモデルをご提供。ちょっと世代はズレてるかも……。
WAVE FACTORY
WAVE FACTORYさんからはオイルなどなど、数で勝負。
DESSY-Japan
長年キャンオフをサポート、若者を応援しているDESSY-Japanさんからは、プログリップのゴーグル
MRP
グラフィック屋のMRPさんから豪華ガエルネブーツがご提供。
彼女のいない人たちへ……。
……。
Vesrah
ブレーキディスクのVesrahさんからは引換券が。
Neoriders Project
Neoriders Projectからは次戦も使えるタイヤのプレゼント。嬉しい!
MRP様&WAVE FACTORY
シンコータイヤの前後セット。次もこれを履いて出てくださいね!
以前の勝沼キャンオフ一般参加者からのご提供
なんだか、貧……勉学に忙しい学生たちにプレゼントするのが目的みたいに見えますが気のせいでしょうか。でも、これだけ賞品が潤沢なレースもそうそうありませんから、賞品狙いで参戦するのも全然アリだと思いました。次回第2戦の長時間耐久レースは9月4日(日)開催予定。エントリー期間などは後日掲載予定となっています。