日本の期待の星である下田丈は、今年でプロデビュー2年目。残念ながらコロナ禍ということもあって、例年のようにはいかないものの、昨年の無観客よりはマシな10000人アンダーの観客に見守られた。コレも例外だが、イーストリージョンからの開幕で、年始の一大イベント「アナハイム開幕戦(通称A1)」がなく、ヒューストンでの第1戦である。テキサス自体は、決してコロナ感染が少なくない州ではあるのだが。
![画像: こころなしか、いつもよりおとなしめのオープニングセレモニー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2021/01/17/01d06a977deb14378e24956255ace068d7abc51a_xlarge.jpg)
こころなしか、いつもよりおとなしめのオープニングセレモニー
ヒートレース、ホールショットからの快走
![画像1: ヒートレース、ホールショットからの快走](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2021/01/17/48ade5f3dead422cc7b9b6b68411be84c3bca187_xlarge.jpg)
ヒートレースにおけるスタートグリッドをめぐって争われる、タイムドプラクティスでは6番手だっった下田。いやがおうにも意識してしまうだろう、同世代ジェット・ローレンスが好タイムを出したものの、それを大幅に上回る形でクリスチャン・クレイグが圧倒的トップタイムを記録。今季、強豪があつまってしまったと言われるイーストの勢力図は、ジェット、そしてオースティン・フォークナーのトップ2を予想させたが、クレイグの圧倒的なパフォーマンスが会場を驚愕で包む。
![画像2: ヒートレース、ホールショットからの快走](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2021/01/17/22dbb57e85e06cc1e63c88eed108351a5533936d_xlarge.jpg)
そして、オープニングセレモニーがあけてからのヒートレース。先鋒のヒート1に出走した下田は、みごとなホールショットを決めただけでなく、2番手以降を置き去りに。昨年まで悩んだレース前半のこなしが、嘘のようだった。後半にはフォークナーに追いつかれ、数周こらえたものの残り2周でパスされてしまい2位。安定感のある上位フィニッシュは、期待をもたせてくれる。