スタートデバイスが付いているけど、彼自身がどの回転数でクラッチをつなぐと落ち込みがないかとか研究しているので、それに合わせてこちらもアドバイスをします。デバイスは目安程度に使っているのだと思いますよ。他のライダーであれば、デバイスのレブ域を調整して点火リークやトラクションの強さなどを変えますが、彼はそこに頼らなくても大丈夫ですね」とのこと。
昨年の結果をみてもわかるとおり、石浦はスピードで決して負けておらず、充分に表彰台フィニッシュできる実力がある。開発と共に歩むレーススタイルだから、かみ合わない時期もあるが、GOSHIレーシングでの活動を続けていく中で、他のライダーにはなかなかなない「知識とノウハウ」を豊富に溜めこんでいる。次戦、HSR九州では、その開花が見られることに期待したい。