レースモードと開発
「だいたい、週に2回250に乗って、他の日は450の開発に専念していました。社としては、開幕が送れたことで時間ができて、開発を前倒しするという計画になりました。自分でもっとコントロールできていればよかったのですが、結果敵には250でレースモードに切り替えられなかったことが、敗因になりました」石浦は言う。
日曜の決勝は、夜に降った雨でウェットコンディションだった。タイヤは、X20をチョイス。対策に、歯車が狂うようなことはなかったのだが、ペースが思うように上がらない。
ヒート1、スタートは6番手での立ち上がり。だが、中盤の混戦に巻き込まれてしまい、順位を11番手まで下げてしまう。「ワダチができづらいコンディションだったのと、土曜と日曜のコンディションの違いに対応することが難しかったですね。予選の結果がよくなかったこともあって、グリッドが悪く、1コーナーに先に入れるようなスタートにはなりづらかったです。タイミングは合うのですが、2コーナーまでのこなしも、うまいこといかないですね。特にSUGOは、予選からしっかり組み立てられないと成績につながらない」と石浦。
ヒート2では「状況としては、ベストコンディションでした。スタートでさらに出遅れてしまったのと、途中で転倒してしまったのが悪影響でした」と言う。
「スプロケットと、燃調はかなり悩みました。今日は、特にグリップがよかったので路面にパワーが負けているような状況だったんです。マシンとしては、18-19のバイクから20になって、すごくよくなっているんですが、逆に18-19でかけた開発を投入しづらく、ノーマルに戻す方向でマシンづくりをしてきていました。10月の第2戦までに、いろいろと改善をしてきたいと思っています」とのこと。
第2戦でもSUGO。1ヶ月の準備期間をいかに活かせるかが、キーになりそうだ。