サハリンって、四駆ばっかり走ってるんですよ。しかも、吸気口を屋根の上までシュノーケルで伸ばしたヤツばっかり。治水がうまくいっていない国って、頻繁に道路が冠水しちゃうからなんだそうですが、ハンターカブのハイマウントエアクリーナーも、サハリンじゃ「無かったら、道中エンコして熊に食われちゃうかも」な必須アイテムでしょう。ハンターカブは、レジャーから生まれたのでは無く、あくまで荒れ地を走る必要があった人達に向けて作られた、「本物」のプロダクト。だから、ここまで魅力があるんでしょう。今日は、そんなハンターカブのディープな歴史を振り返ってみます。
CT200 TRAIL90
基本的な内容はそのままにアメリカの市場をより意識した進化を遂げており、車体からエンジンまでがサイズアップされています。エンジンは87ccと、約2倍ものパワーアップを実現させました。このモデル以降、型式は「CT」の名を冠することになります。
CT90 TRAIL90(K0)
4速自動遠心クラッチに加えてOHCエンジンに変更、前モデル以上の走破性を実現しました。この時代から「ハンターカブ」としてのブランドが形作られ始めます。エンジンは89ccと、現在の原付二種バイクと差異のない程の高パワーまで引き上げられました。
CT90 TRAIL90 (K1)
このK1を境に、カブの代名詞であるボトムリンクフォークからテレスコピックフォークに変更されます。更にはFタイヤのサイズアップや全長の拡大など、二輪車然とした姿を形作っていきます。
CT90 TRAIL90 (K2)
大幅なモデルチェンジやデザイン変更はないものの、マフラー・ヒートガードの形状変更を筆頭に、新モデルをリリースするにつれてその見た目をだんだんと変化させていきます。