画像2: 実燃費は高速メインで37.8km/L

「セローは本当に楽しいですよね。うちの親父(風間深志)なんて、一番セローが好きだって言ってますけど、本当に遊べるし、バランスがいいから攻め込んでも危なくない。コンパクトで身長が低くても問題ない。

僕らはコースにバイクをトランポで運んでいきますけど、自分でバイクに乗ってきて、ここで遊んで帰れるのって、もしかして贅沢なのかもなって思いました。道中でもバイクを楽しめるじゃないですか。僕、コースにバイクを置いておいて、他のバイクでコースに行きたいなと常々思ってたんです。アドベンチャーバイクだと、さすがに遊べないけど、セローなら問題ないじゃないですか。贅沢なやつですよ、これ」とインプレ時に風間がまとめていたのをよく覚えている。

細分化されるホビーのカテゴリーは、ツールに個性を与えていく。モトクロス、エンデューロ、トライアル。各々のレーサーもしかりだ。だが、セローにはそのカテゴリーの垣根を越えた個性が光る。「バイクが好き」という風間の根源的な部分に、訴えかけてくるセローだからこそ、セロリスト達はセローを愛してやまない。

セローを35年の長きにわたって開発、育ててきたヤマハが、この先この「セロー」を手放すとは到底思えない。セロー250は、この最終モデルで終わるのはたしかな報だが、第三世代のセローに、今から期待を寄せずにはいられない。

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