ユーザーが自由に使えるピットスペースと工具、語らい集えるスペース、そして簡易的な宿泊施設まで備える。バイクや用品を売るだけではなく、ソフトウェアとしてのバイクライフを提供する空間が、大阪にオープンした。

画像: いいおみせ「泊まれて、整備できて…ダートバイクライフ創造空間がオープン。BIVOUAC大阪」

ビバークとは?

「ラリーのビバークのように、仲間たちとの交流し、新しい出会いが生まれて育つ。そんな場所にしたい。Bivouacという店名にはそうした意味が込められています」。ビバーク大阪店の代表、杉村晋吾さんは、自らもラリーを通じてモーターサイクルライフに出会ったライダーだ。自らの経験したかけがえなない出会いと、モーターサイクルという趣味の素晴らしさを、もっと多くの人に知ってもらいたいという願いが「ビバーク」の原動力だ。

画像: KENNYやKYTなど、ウェアやヘルメット、ブーツの品ぞろえも豊富で、試着できるのがうれしい
KENNYやKYTなど、ウェアやヘルメット、ブーツの品ぞろえも豊富で、試着できるのがうれしい

若者たちにチャンスを

「ただ乗るだけではなく、オイル交換やタイヤ交換といった整備も含めて楽しむことで、もっと豊かな趣味になると思うんです」という杉村さん。ビバークの1階は、エンデューロやラリー用のサスペンションチューニング、Sherco、Beta、GASGASのコンプリートマシンの製作・販売を行っているRG3ジャパンのショップになっているが、ユーザーが自らバイクのメンテをするためのピットスペースもあり、工具等も使用できる。「特に若いライダーはトランポも持てないし、整備する場所もないのが普通ですよね。そういう人たちがモータースポーツに入ってくることができる、そのきっかれになってほしいと思っています」。ピットでは、RG3のメカニックや、また杉村さん自身がタイヤ交換のアドバイスをすることも多い。

画像: ピットスペースは4台同時に整備が可能。ユーザーが使えるのだ

ピットスペースは4台同時に整備が可能。ユーザーが使えるのだ

充実のセレクトショップ

2Fは用品ショップになっている。20年以上に渡って世界中のラリー、エンデューロ用品を取り扱ってきたスタッフが厳選したアイテムを揃える。ツアラテック、ダートフリーク、またセローのカスタムで知られるレアルエキップのコーナーも登場。実際に競技を楽しんでいるライダーが必要としているアイテムの、ほぼすべてが揃うといっても言い過ぎではないほどの品揃えだ。さらに最上階は、最大40名程度が「ビバーク」可能な簡易的な宿泊スペースになっていて、ツーリングやラリーイベントのスタート/ゴールなどに利用できるようになっている。まさしくアクティブなライダーに必要ものすべてが揃っている空間なのだ。

画像: ラリー、アドベンチャーライダーに人気のツアラテックコーナーも

ラリー、アドベンチャーライダーに人気のツアラテックコーナーも

すでに9月にはプレオープンしていたビバークは、10月5日(土)にグランドオープン。杉村さんは意気込みをこう話す。「ラリーのビバークって、速い人も、ビギナーも垣根なくすぐに仲が良くなって、いろんな情報交換をして楽しんでいる。誰かにトラブルがあると、みんなで一生懸命考えて、協力してなんとか走り続けられるように助け合う。そうした経験の中でみんなが成長していく。このビバーク大阪店は、そんな場所になることを目指しているんです」

画像: Beta、GASGAS、Shercoの新車も販売。ラリーマシン、RG3サスペンションのコンプリート車両も

Beta、GASGAS、Shercoの新車も販売。ラリーマシン、RG3サスペンションのコンプリート車両も

ビバーク大阪
618-0012
大阪府三島郡島本町高浜2丁目24-1
TEL.075-963-2789

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