KTMから正式に発表されたジュニア用電動モトクロッサーSX-E5が注目を集めている。日本国内は不明だが、海外のKTMディーラーでは10月から受付開始されるとのこと。
KTM
SX-E5
SX-E5は昨年11月にミラノで行われたモーターショー、EICMA 2018で初めてお目見えした。6つのパワー出力モードがあり、3歳から10歳のジュニアライダーを対象にした幅広いレーサー。追加のパワーパーツによってローダウンが可能で、ライダーの身長に合わせた調節ができる。
電動モーターのおかげで、内燃機モデルよりもコンフォートだとのこと。当然振動はないだろうし、音もモーター音だけのはず。前後のサスペンションは従来のモデルと同じWPのXACT 35エアフォークテクノロジーと、XACTショックアブソーバー、プレミアムディスクブレーキ、キャストフットペグ、テーパーアルミニウムハンドルバーと装備はKTMらしく一線級だ。
昨今、街なかでハイブリッド自動車を目にする機会は多く、ガソリンを一切使わない電気自動車を見かけることも珍しくない。自動車と比べると電動バイクはまだまだ発展途上だが、KTMは過去にFREERIDE E-XCという電動オフロードバイクを発売していてノウハウがある。これから先、土煙を上げながらもエキゾーストノートとはかけ離れた静かなサウンドで、コースを走り回るバイクたちが見られる未来があるかもしれない。