鈴木健二によれば、スタンダードのカラーが調子いい

このアジャスターを、自らのテスト能力をもって試してみた鈴木健二。

画像: 鈴木健二によれば、スタンダードのカラーが調子いい

まず、この組み合わせについて。ZETAのアジャスターとしての右のキットは、緩めきるとスタンダードよりも柔らかくなる設定で、締め込んでもスポーツ走行には、大きな効果を感じ取れなかったと言う。そこで、鈴木がしたのはカラーの差し替え。写真右のアジャスターと、左の標準カラーを組み合わせることで、よりイニシャルに負荷をかけるくらいがちょうどよかったとのことだ。

「サスの初期の状態が固くなります。さらに僕のセローはスプリングもテクニクスで固いものに変更してもらっています。そして、減衰も、このイニシャルにあわせてオイルの粘度を固めにすることで、全体的にサスペンションがガッシリします」と鈴木。

フロントを固めたことで、リアも固めて姿勢を調整する

画像1: フロントを固めたことで、リアも固めて姿勢を調整する
画像2: フロントを固めたことで、リアも固めて姿勢を調整する

リアサスペンションには、2016年に仕様したTGR5.1をインストールした。

さらに、DRCのハイリフトリンクで26mmリアをアップ。この前後の組み合わせで、車高が上がり、YZ250F用のレーシングスタンドが入るようになったという。

「車高があがることで、ステップを擦りづらくなったため、コーナリング性能が上がりましたよ。以前は、姿勢が前上がりだったことから、フロントサスを10mmほど突き出していたんですが、その必要もなくなりました」と鈴木。

画像: 寝かせられない、と言っている2016年のセローでもここまで寝るのだが…

寝かせられない、と言っている2016年のセローでもここまで寝るのだが…

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