ツキがよすぎ、フロントの浮きと戦う
テストはおろか、慣れることすらおぼつかない仕様で、ヒート1のスタートに並ぶことになった石浦。「フロントが浮いてしまう事態を、改善することはできませんでした」と言う。写真はライダー側でなんとかしようと試みたヒート1。他車よりフロントが浮き気味、右側に振られてしまっているのがわかるだろう。これでは初速で負けてしまう。
案の定、苦しい戦いを強いられた石浦だが、オープニングラップで13番手まで巻き返すことができた。
石浦は「勝負ポイントは、ドラゴンストマックでした。ベストラインはなくて、あのコーナーでスピードを落とさずに回りきれれば、どんどんパスすることができた」と言う。藤沢スポーツランドでも名所となっているコーナーで、深く轍が刻まれることで有名。今回は、10本ほどの深い轍がついていた。
13番手から、石浦は8位まで追い上げ。状況からすれば、上々の結果と言えるだろうか。