スペインにて発表された、KTMのEXCモデルは予想通りフルモデルチェンジ。先行しているSXシリーズと同様のアップデートが加えられているが、注目は150EXC TPI。250以下の2ストロークには、公道を走れるエンデューロモデルが存在しない時期が続いていたが、TPIでユーロ4に対応し、晴れてエンデューロマシンとして復活することになった。

画像: 2020 150EXC TPI

2020 150EXC TPI

ラインナップの詳細はまだ発表されていないため、日本の小型免許に対応する125EXC TPIが発売されるかどうかは未定。また、ユーロ4へ対応すること以外はまだ発表されていないため、日本でストリートリーガルとして発売されるかどうかも、未定だ。

20EXCは、隅々まで再設計

画像: 300EXC TPI

300EXC TPI

20モデルは、フレーム、エンジン、サスペンションすべてが再設計された新モデル。19世代と似ているものの、細かな意匠が異なる。面白いのは、今まで欧州型のエンデューロに向けて開発されてきたEXCシリーズを「もっとも盛り上がっているエクストリームエンデューロでパフォーマンスを発揮する」とKTM本営から発表されていることだ。

画像: 300EXC TPI ERZBERGRODEO

300EXC TPI ERZBERGRODEO

したがって、これまでも特別モデルとして存在した「シックスデイズ」の他に、今年は「エルズベルグロデオ」モデルが発表。500台限定のこのモデルには、贅沢なパワーパーツの数々が奢られている。レディ・トゥ・エルズベルグなマシンが、ISDEと同じように現地でレンタルできる日が来るのかも、しれない。

画像: 20EXCは、隅々まで再設計

シックスデイズモデルは、こちら。2019年のポルトガル大会スペシャルで、前橋孝洋はこのマシンをISDEで乗ることになる。

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