さて。入ろう。実にいいサウナだ。
テントサウナの何がいいかと言うと、もちろん自然の中でサウナに入れることもいいんだけど、自分の作った火でサウナに入れるという充実感である。冗談抜きで、かなり熱くなるし、通常のサウナよりも温度は上がる。僕は、いつもサウナに入るときに、サウナに入るために買ったfitbit(アクティビティを計るウォッチ)をつけているんだけど、通常は脈拍130くらいまであがったら水風呂にいくようにしているのに、テントサウナだと一気に150までふけ上がる。やばいぜテントサウナ。
気温-2度、川へざぶん。
10秒くらいしか浸かってられない。まじで痛い。このあと、しっかり体を拭いて休むと、すんごいリラックスする。そりゃもう、とんでもなく。何もかもがよくなる、まじで。
さて。サウナの何がよく、何が流行っているのかというと、これは「ととのい」に集約される。
ヤマハ発動機に何が取り憑いてこうなったのかは定かではないが、2年続けてサウナを3輪バイクに結びつけるPRをしている。本来的にいうと、名著「サ道」がサウナを学ぶにはうってつけなのだが
ここは僕の大好きな、小山健さんの漫画でサウナを学んでいただきたい。
簡単に説明すると…
サウナでぎんぎんに暖められた体表面を、水風呂で「シメる」ことによって、毛細血管が急激に収縮し、血流がよくなり、脳内でなにか危ないモノが分泌されてディープリラックスになって、星空がまわりだして、地球の自転はとまるような錯覚に陥るし、そういうのサウナトランスって言うらしいよ、昔はシャーマンがサウナに入ってトランス状態目指してたんだってさ、サウナトランスを「ととのう」って言い出したのは誰なのかわかんないけど、天才的なマーケティングだと思う、マジでそうさ、サウナで交感神経、水風呂で副交感神経を刺激することで交感神経のスイッチがシーソーすることで交感神経が活発になるとかなんとかで、とにかくリラックスするのだ、しかもめっちゃ熱いからマイナス2度でも川に飛び込んでも平気なんだぜ、マジでそうさ。
「マジでそうさ」「いや、寒くてむりっすね…」
今回は、東京の秘境奥多摩でバイクサウナをしてみたが、今度からもっと「オフロードバイクでしかいけないじゃん」を目指して活動していきたい。意地でも続くよ。