赤十字フラッグ無視の裁定でペナルティ付与、450SX
なんと予選ではハスクバーナのD・ウィルソンがトップタイム。ランキング1位のウェブは振るわず11番手で始まった決勝レース。
いいスタートを決めたのはZ・オズボーン。C・リードがスタート直後にフープスでコントロールを失い、クラッシュ。巻き込まれたブレイトンと一緒にリタイヤという波乱の幕開け。
レースをリードしたのは先週シーズン初優勝を獲得したムスキャン。続くオズボーン、K・ロクスン、C・シーリー、E・トマック。ウェブは7番手、バゲットは9番手と、ムスキャン以外のKTM勢はなかなか前に出られない展開。
450ルーキーのオズボーンが脱落し、ムスキャン、ロクスン、トマックがトップ争い、その後ろでシーリー、サバッチー、ウェブが4番手を争いました。
ムスキャンが常に3秒ほどのリードを保ってトップを走行。ロクスンも前半で一回ムスキャンの後ろに追いついたものの、その後はなかなか詰めることができませんでした。
レースはムスキャンが2連勝をマーク。ロクスン、トマック、ウェブと続いた。しかし、ムスキャンがレース中盤、赤十字フラッグが出ているにも関わらず、ジャンプして通過したとのことで、ペナルティを喫し7ポイントの減算、本来26ポイント獲得のところ19点ポイントに。この7点はチャンピオン争いにかなり大きな影響を与えそうです。
1 | C・ウェブ(KTM) | 262pt |
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2 | M・ムスキャン(KTM) | 248pt |
3 | E・トマック(KAWASAKI) | 243pt |
4 | K・ロクスン(HONDA) | 239pt |
5 | B・バゲット(KTM) | 200pt |
250SXウエスト第7戦、フェランディスVSシアンサルーロ勃発か。
今大会から250SXはWestに戻りました。KTMのS・マケラス不在で始まった決勝レース、ホールショットはC・ニコルス。ランキングトップのA・シアンサルーロはリズムを崩して少し出遅れてしまいます。スタートの混乱の中でトップに躍り出たのはSUZUKIのJ・デコティス!
ニコルスがトップを奪うものの、それも束の間、フープス出口でクラッシュ。今度はD・フェランディスがトップを奪い、デコティス、シアンサルーロがそれに続きます。
約1秒差でフェランディスを追い続けるシアンサルーロですが、フェランディスは予選でもシアンサルーロを上回るタイムを出しており、なかなかその差は縮まりません。
レース時間残り1分、ロングフープスで一気にその差を縮めたシアンサルーロ! 最後の接近戦を仕掛けます。ファイナルラップの最終コーナーまで緊張感のあるレースとなりましたが、フェランディスがシアンサルーロを完全に抑え込んで、スーパークロスでは自身初優勝。
続いてシアンサルーロ、デコティスと入り、ニコルスはリタイヤ。
1 | A・シアンサルーロ(KAWASAKI) | 163pt |
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2 | D・フェランディス(YAMAHA) | 151pt |
3 | S・マケラス(KTM) | 123pt |
4 | C・ニコルス(YAMAHA) | 121pt |
5 | R・ハンプシャー(HONDA) | 103pt |