昨年からR&Dのための全日本モトクロス選手権参戦など、オフロード界に話題が多い熊本の合志技研工業株式会社が、東京モーターサイクルショーに出展中。魅惑のブースは、バイクフリークを唸らせる内容。余すこと無く、じっくり見ていただきたい。
IA石浦諒の目線を体験できる
まず、オフロードバイクのOff1.jpだけにオフロード色の強いコンテンツを紹介しておこう。GOSHI社員であり、日本国内最高峰の全日本モトクロス選手権でIAクラスに参戦する石浦諒が、地元熊本のHSR九州のライディングをVRに。3Dというだけでなく、走行時の風も体感できる仕組みで、びっくりするほどリアル。長いテーブルトップを飛びきったら、悲鳴も上がるかも。
モトクロスだけでなく、美しい阿蘇や、天草のツーリングも収録。気持ちいいバイクVRに浸れる。
VRに使われている車両には、GOSHIのオリジナルエキゾーストが装着されている。こちらも要チェック!
この精度で作れるのか…アルミ加工の神髄
GOSHIのブース正面に飾られているのが、こちらCB1100EX…と思いきやカスタム車。よくみると、合志技研の技術が注ぎ込まれている、いわば「提案」なのだ。
最も目を見張るのは、こちらのアルミタンク。職人による叩き出し…が普通だけど、こちらはラインに入れられるプレス成型の製作試作品。この美しいヘアラインとフォルム、まるでハンドメイドのようではないか…。
マシンによる溶接もの。まるで職人が溶接したようなビード。こちらは、今回はわざと残していると言う。左右と、底板の3ピースで構成。
エンジンのスタイリングを引き立たせるため、小さめのスタイルに仕上げたとのこと。
ちなみにこちらは、別の展示タンクでハンドメイド。HRCに出せる溶接をおこなえる人間(合志に2名しかいないらしい!)が溶接した代物。美しい。
サイドカバーも同じくプレス成型。
エキゾーストもフルエキで試作。
チタンで製作したハンドルも、スタイリングを前面に出したもの。
こちらは女性社員のデザインによる、カスタムカブ。生産品の技術を使って全塗装しているとのこと。
さりげなく、純正レベルでカスタマイズされているのがGOSHIのすさまじいところだ…。
サイドカバーにもハートがあしらわれている。
今回は、市販のロードバイクに対しての技術披露が多かったが、オフロードバイクに置き換えてみると恐ろしい技術だと言える。いわば、ファクトリーパーツのような特別なパーツが、生産品レベルでぽんと出てくるのだから、これはとんでもないことだ。特に、CB1100は必見。
GOSHIブースは、西・1ホール 小間番号1-43。オフロード好きなあなたには、CRF450RALLYのクリアファイルを配布中。ぜひご訪問を!