今年は日本人ライダー6名が参加
G・ジャービスやJ・ウォーカー、B・ボルトらWESS(WORLD ENDURO SUPER SERIES)でも活躍するトップライダーたちに混ざって、今年は6人の日本人がこのレースに挑戦する。
左から奥卓也、原田皓太、山本礼人、佐々木文豊、岡庭大輔、千葉哲也。出身地は愛知、岡山、千葉などバラバラだ。彼らはレースを通じて仲間になり、うち何人かは今年1月にもSea to Skyの下見を兼ねてトルコ・オフロードツーリングに行っている。
目標は、ジャービスと記念写真⁉︎
みな、全日本ハードエンデューロ選手権G-NETに参加し、上位の成績を収めるハードエンデューロライダーだが、当然Sea to Skyを完走することは並大抵のことではない。岡庭大輔にレースの目標を聞いてみると
「ジャービスと記念写真を撮ることです」
との回答。
海外の有名レースに参加する目標など、これでいいのだと思う。日本では経験できないコースを走り自身のスキルを成長させるため、良い成績を収めて日本のエンデューロライダーのレベルを世界に知らしめるため、そういった目標はもちろん立派だ。しかし、そんな大層な志がなくともお金さえ払えば参加できるのも世界のハードエンデューロにおける一面。今回のSea to Skyにかかる費用はおよそ50万円ほどだと言う。
「今年は残念ながらRedBullの大会ではなくなってしまったので、WESSからも外れてしまいましたが、例えば来年はルーマニアクスとか、毎年1回、みんなで海外レースに参加しようって話しているんです。1月にトルコに行った時は借りられたマシンのタイヤがひどくて大変だったので、Sea to Skyではタイヤを日本から空輸しようと思っています。ちゃんと着くかどうかは賭けですけどね(苦笑)。世界のライダーにゲコタの凄さを見せて驚かせたい」
と岡庭。
目標は完走、来年はWESSのポイント獲得を目指す
山本礼人はG-NETトップライダーの一人。昨年ランキング4位で、今年は第1戦斑尾で3位、第2戦広島で8位を獲得している。現地で借りられるマシンも普段乗っているハスクバーナTE300iということもあり、好成績を目指している。
「目標はもちろん完走です。本当はWESSのポイントが獲りたかったのですが、それは来年のチャレンジで果たしたいと思います。あと、走りでジャービスに絡むこと。実は秘策があるんで、楽しみにしていてください。
実は海外ハードエンデューロレースに参戦するのは今回が2回目で、1回目はロシア・サハリンで開催されたレースに参戦しました。この時ノリに乗っていた(調子に乗っていた)僕は、なんの根拠もなく勝つ気満々だったんですね!
でも、実際走ってみると、思ってたよりずっとテクニカルでハイスピードでした。これに対応できずに8位だったかな? で帰国してきました。今回はそのリベンジというか、今の自分が世界でどれくらいのレベルに居るのかを確かめたい。というのがsea to skyに参戦を決めた理由です。
そして、次の海外レースに繋げたい。そう思っています。//
今回はオリジナルTシャツを作って渡航費を捻出しました。沢山の方に協力して頂いて参戦できることに感謝します。3ヶ月後に迫ったレース本番。良い状態で挑みたいと思います! ジャパンチームの応援よろしくお願い致します!」
Sea to Skyをイメージした応援Tシャツ販売中!
山本礼人応援グッズ「Off-Road Racer Tシャツ」も好評発売中。
AYATO OFFROAD RACER Tシャツ
¥3,000(税込)
カラー:ブラック、ホワイト、グレー
サイズ:S、M、L
「ご購入いただける方はレース会場で直接、僕に声かけてもらうか、フェイスブックページにメッセージを送ってください! よろしくお願いします」
とのこと。