6/3(日)滋賀県朽木スキー場にて、Honda Dream近畿ブロックが開催した「Honda Dream Touring 朽木」もその例外ではない。ジャンルを問わず、様々な車種のHonda車が300台も集まり、爽やかに晴れた初夏のスキー場に彩りを添えた。オフロードイベントとしては、大成功だ。
Honda祭りと化した朽木スキー場
体験試乗会は、Honda Dreamイベントの1つとして行われ、参加者は、各々のツーリングの1つの目的地として会場に立ち寄る。オフロードバイクをレンタルで体験でき、ドリンクサービスが受けられて、昼食付きで、ゲームにも参加でき、たったの1000円。
Honda Dreamのスタンプラリーに参加していると、高いポイントがゲット出来る。
午前中からライダーが来場し始める。集まってくるバイクを見て歩くだけでも充分楽しむことができる。バイクショップや展示会でもこれ程のHonda車を同時に見ることはなかなか無い。
注目の新コースで体験走行
会場となった朽木スキー場は、今年の4月、初めてエンデューロ(オフロードバイクで山の中を走る)レースに使用され、開放的なロケーションとトイレなどの設備の良さで、注目されている場所だ。実はオフロードライダーにとって、今一番気になるコースと言っても過言では無いコース。
試乗コースは、初心者や、オフロード走行に不安のあるライダー用にフラットな周回コースと、中級者にはスキー場のリフトの頂上まで上がって降りてくるコースの2つ。頂上まで上がるコースは、難易度は高くないものの、尖った石が敷き詰められているような路面であるため、特に下りでは緊張感が走る。
モトクロスのトップライダー田中教世が試乗でアドバイス
体験走行の中級者向けのスキー場を駆け上がるコースを引率したのは、全日本モトクロス国際A級の田中教世(たなか・たかせ)。
「下りではフロントブレーキを急にかけないようにしてください」「エンジンブレーキを使うと怖くないですよ」必要なタイミングでのアドバンスに頷く参加者。
2016年で現役を退き、2018年4月Honda Dream 神戸三田店をリニューアルオープンした。「ロードのお客さんがほとんどです。オフロードのお客さんはまだ少ないですが、オフロードマシンの選び方や、ライディングのアドバイスもできますし、イベントもどんどんやっていきたいと思っています」人気のアドベンチャーバイク「アフリカツイン」を買うにも、オフロードのスペシャリストのいるショップなら、今後のバイクライフが充実したものになるだろう。
オフロード体験コーナーは常に順番待ち状態という人気ぶり。何度も乗ることが可能なので、様々な試乗車に乗り換えてトライする方も。
一番の盛り上がりはチャレンジゲーム
1本橋は落ちないでゆっくり走れた人の勝利。
エンジンをかけないで、8の字は足で漕ぐ。小さいバイクを蹴って動かすのは見かけ以上にキツイ。
楽しみのいろいろな形
参加者はツーリングを楽しむライダーがほとんどだが、その楽しみ方は様々。タンデムツーリングを楽しむ者もいれば、グループでのツーリングを楽しむ者、はたまた単独ツーリングを楽しむ者もいる。オフロード体験走行会であるからと言って、必ずしもオフロードを始めたい訳ではない。体験もまた、ツーリングの中に組み込まれた遊びの1つなのだ。ツーリングは自由にやったらいい。そしてイベントも自由に参加したらいい。遊び方のアイディアを頂戴して、そこで出会った仲間たちとまた新しいコミュニティを広げていくのが現代の楽しみ方ではないだろうか。