ティザー映像公開、新モデルの詳細は
トライアンフの新型エンデューロバイクが、ついにティザー映像として公開された。本国の公式ウェブサイトにはまだ情報が掲載されていないものの、YouTubeやSNSを通じて「エンデューロ・ジャーニー」と題されたプロモーション映像が配信されている。
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youtu.be映像では、エンデューロGPのマルチチャンピオンであるイバン・セルバンテスと、ハードエンデューロのトップライダーであるジョニー・ウォーカーが、未舗装の道や林道、ダブルトラックを駆け抜ける姿が映し出されている。これまでのエンデューロバイクのプロモーションとは異なり、競技色の強い映像ではなく、アタックツーリング的な要素も感じられる仕上がりだ。トライアンフの新型エンデューロバイクは、TMモトのような純粋な競技用というよりも、KTMのようなストリートリーガルであることを前提としたマイルドなエンデューロバイクである可能性が高いと推測される。
トライアンフのエンデューロ戦略
オフロードバイク市場において、KTMやハスクバーナ、ベータといったメーカーは、モトクロッサーをベースにエンデューロモデルやクロスカントリーモデルを展開するのが一般的である。トライアンフも同様の戦略を採ると考えられ、モトクロッサー、クロスカントリーバイク、エンデューロバイク(ストリートリーガル)という3種類のモデルが展開される可能性がある。
トライアンフのエンデューロバイクの詳細なスペックは未公表だが、既存のモトクロッサーTFシリーズをベースにした設計のはず。エンジンやフレームはTFと共通しつつ、エンデューロ向けにトルク特性を調整し、サスペンションを柔らかめにセッティングする可能性が高い。
価格についてはトライアンフは他メーカーと比較し、戦略的な価格設定を行う傾向がある。例えば、タイガー900は海外市場と比較して日本市場では抑えた価格で販売されている。このため、新型エンデューロバイクも比較的手の届きやすい価格帯に設定される可能性を鑑みて、250ccモデルが150万円前後、450ccモデルが180万円前後になるのではないか、というのがOff1の予想だ。
3月25日に全貌が明らかに
トライアンフのエンデューロバイクは、3月25日に正式発表される予定である。現在公開されているティザー映像ではバイクの細部はまだ判然としないが、ライトの形状などからストリートリーガル仕様である可能性が示唆されている。
また、JNCC(全日本クロスカントリー選手権)開幕戦で優勝したステファン・グランキストは本国オーストラリアでトライアンフと契約。250ccで今シーズンを戦うとのことで、すでにモトクロッサーのTF250Xでレースを戦っており、好成績をおさめている。