史上初のオートバイによる北極点・南極点到達、チョモランマ(エベレスト)世界最高高度6005m達成、パリ・ダカールラリー二輪部門への日本人初挑戦など、これまで数々の挑戦を成し遂げてきた風間深志氏が初めて挑戦する日本一周ツーリングも最終章。第20回では日本一周で使用したライディングウエアやヘルメットを紹介します

長らく続いた日本一周ツーリングも残すところあと僅かとなった。ここで旅を共にしてきたギアを紹介したい(コンサートのバンドメンバーの紹介みたいだが)。ただ、マシンについては以前紹介したので割愛する。

まずヘルメット。僕はツーリングではArai の「ツアークロス」か、オリジナルペイントを施したこの「ハイパーT」を愛用している。安全性はダントツにツアークロスの方が優れているが、ツーリングでは写真を撮ったり、会話したり、食べたり、飲んだりなどで頻繁に脱着するので、ジェットヘルメットの方が具合がいい。

こうしたジェットヘルメットを愛用するようになったきっかけは1991年の南極遠征である。Araiに特注し、ジェットヘルメットに自由に上げ下げできるシールドを付けてもらったのだ。以来、その使い勝手の良さに感銘を受けて、30年以上にわたり、同様の機構をもつジェットヘルメットを愛用している。

僕は1982年のパリ・ダカールラリー出場以来、ヘルメットに日本国旗をペイントしていたが、今回の日本一周ツーリング用ヘルメットには世界地図をデザインしてもらった(ついでに南米最南端にある町「ウシュアイア」から北に出発する日の写真を載せておこう)。

お次はウエアに関して。
今回のような本格的なロングツーリングで着用するライディングウエアというのは、まず高い安全性が確保されていなければいけない。次に機能性、その次に快適性といった感じだろうか。このところの夏はTシャツ1枚でも耐え難い暑さだが、ライディングウエアで最優先されるのはやはり「安全性」である。

日本一周ツーリングの前半は、秋から冬にかけてだったので、アルパインスターズのオールウェザータイプのジャケット「Gravity ドライスタージャケット」を着用した。高い防寒性と耐候性を備えつつ、相反する通気性やライディング時における安全性や快適性など、他のスポーツウエアとは比較にならないほど多くの要件を高い水準で満たすアイテムである。

暑い季節、とくに梅雨時期になるとオートバイウエアに求められる要件は、さらに複雑に、さらに高水準になる。そこで、春からスタートした日本一周ツーリングの後半はRSタイチの「RSJ335クイックドライパーカ」を着用して乗り切った。

梅雨時期のツーリングは、雨のシャワーを浴びながら走りつつ、ウエアの内側はサウナの様な蒸し風呂状態という過酷なもの。しかも今回の旅では、写真を撮ったり、食事をしたり、人との出会いがあったりと、マシンから降りて何かをする機会も多いときている。プロテクション性能や通気性は当然として、脱ぎ着のしやすさや、動きやすさも勘案した結果、「これだ!」とこのジャケットを選んだのだった。

今回のツーリングはこの下に以前同社が発売していた膝パッド付きジーンズと「DRYMASTER ブレイクシューズ」で固め、小物を収納したモンベルの自転車用防水バック「ドライショルダー」を斜め掛けして走っていた。これからロングツーリングをする人はぜひご参考に。

画像: アライヘルメット ハイパーT

アライヘルメット ハイパーT

画像1: 風間深志73歳、人生初の日本一周ツーリングへ Vol.20 最終章 日本一周を支えた装備たち

画像: 「ウシュアイア」から北に出発する日

「ウシュアイア」から北に出発する日

画像: RSタイチ RSJ335クイックドライパーカ

RSタイチ RSJ335クイックドライパーカ

画像2: 風間深志73歳、人生初の日本一周ツーリングへ Vol.20 最終章 日本一周を支えた装備たち

画像3: 風間深志73歳、人生初の日本一周ツーリングへ Vol.20 最終章 日本一周を支えた装備たち

画像: モンベル ドライショルダー

モンベル ドライショルダー

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