Alpinestarsのレディースライダー向けモトクロスウエア「Stella(ステラ)」。メンズサイズとは絶妙に異なるパターンで作られたその着心地はどう違うのか、Off1編集部伊澤がインプレッションします

PHOTO/井上演

数少ないレディース用モトクロスウエア

そもそも、モトクロスウエアの種類をみると基本的にメンズがメインで、それに派生するかたちでレディース用とキッズサイズが展開されています。これは男性の方が競技人口が多いという事実も大きく関わっていると考えられますが、とはいえレディースウエアはメンズと比べるとかなり少なく、ブランドによってはラインナップが無い場合もあります。実際に、ウエアブランドはFOXやAlpinestars、FASTHOUSE、seven、FXR、RENENなどの海外ブランドに加えてクシタニやDFGなど日本のブランドが登場し、ここ数年で増加傾向にあるにも関わらず、レディースウエアのラインナップがあるのはAlpinestars、FOX、FASTHOUSEなどわずかです。

画像: 数少ないレディース用モトクロスウエア

存在はしていても、そもそもレディースウエアはラインナップが少ない分、ウエア選びに関して選択肢が狭いです。例えば最上級モデルを着たいけどそのシリーズにはレディース用が展開されていない、ということも多々あります。そのため、4歳からモトクロスを始めた私、伊澤の場合は、ウエアはメンズのラインナップから一番小さいサイズを選ぶことがほとんどでした。メンズ用のウエアでもサイズが合っていればライディングへの支障はなく、むしろメンズサイズを選択肢に入れることで、ブランドやシリーズなどウエア選びの範囲が一気に広がります。実際に全日本モトクロス選手権のレディースクラスのライダーを見ても、レディースサイズではなくメンズサイズを着用しているライダーも多いです。

メンズサイズでも満足できる現状ですが、しかし、レディースウエアを一度試すとやはりその違いは大きく、女性の体型に合わせて作られているだけあってそれを着用するメリットは大きいと感じます。

Alpinestars2025モデルを試す

今回はAlpinestarsの2025年モデルのウエアを試しました。Alpinestarsにはレディース用として「Stella(ステラ)」というシリーズが展開されており、2025年モデルだと以下の2つがラインナップしています。

・2025 Woman Stella Techstar Melt Jersey(ウーマン ステラ テックスター メルト ジャージ)

・2025 Woman Stella Fluid Wurx Jersey(ウーマン ステラ フルード ワークス ジャージ)

その中で今回着用したのは、エントリーユーザー向けのフルードラインです。

画像1: Alpinestars2025モデルを試す。女性がレディースウエアを着るべき理由
画像2: Alpinestars2025モデルを試す。女性がレディースウエアを着るべき理由

フルードラインは上位モデルの特長を反映させつつもコストパフォーマンスに優れている、ファンライドや初心者向けのシリーズです。ステラのジャージは肩周りや手首にかけての細さが女性専用のパターンで作られています。また、パンツは腰回りのパターンが微妙に異なり、この違いが履いた時のフィット感につながります。

伊澤の身長は159cm。着用サイズはジャージがM、パンツは28です。メンズサイズを着用すると、ジャージだと肩周り、パンツだと腰やお尻回りの生地が変に余るのですが、ステラを着てみると、メンズサイズよりも自分の身体にフィットして動きやすさが格段に上がったように思います。

なお、素材はポリエステル生地をベースに、軽量/吸湿性/通気性を備えた素材を採用。耐久性を高めるストレッチ生地も使用していて、エントリーモデルながら質の高い仕上がりです。

画像1: Alpinestars2025モデルを試す

腰やお尻回りに生地が余ると、加速時にシートに対してお尻が滑ることがあります。ほんの少しのズレなのですが、ライディング中のストレスになったり、姿勢が崩れる原因になったりします。今回試したステラは無駄に余る部分がないため踏ん張りやすく感じました。

画像2: Alpinestars2025モデルを試す

画像3: Alpinestars2025モデルを試す。女性がレディースウエアを着るべき理由
また、スタンディングした時もつっぱる感覚や、逆に余る感覚がありません。こんなに無駄のない着心地になるとは、今まで着ていたウエアはやっぱりメンズ用であって、自分の体型に合うウエアを着るのって大切なんだなと、衝撃すら受けます。

新しくなったTECH7、プロテクション性能とグリップ力が向上

画像1: 新しくなったTECH7、プロテクション性能とグリップ力が向上

今回はウエアに合わせて、新しくなったTECH7も試しました。Alpinestarsのブーツラインナップは、TECH3/TECH5/TECH7/TECH10で、数字が大きくなるほど上級者向けになっています。

画像2: 新しくなったTECH7、プロテクション性能とグリップ力が向上

前モデルからの変更点としてはアキレス腱保護が強化され、全体的にプロテクション性能が向上していています。実際に履いてみると、足首周りの強度が増したように感じますが、とはいえ動きにくくなっているということはなく、安心感がプラスされています。

画像3: 新しくなったTECH7、プロテクション性能とグリップ力が向上
画像4: 新しくなったTECH7、プロテクション性能とグリップ力が向上
画像5: 新しくなったTECH7、プロテクション性能とグリップ力が向上

また、内側のゴム部分の範囲が広くなっていて、バイクに対するグリップ感が向上。履き口の形状も変わっていて、より肉厚になったことで隙間から泥が入ってこないよう密着度が増しています。

画像6: 新しくなったTECH7、プロテクション性能とグリップ力が向上

実際に乗ってみると、ブーツ内側のグリップ力がかなり効きます。配置されたゴムの範囲が広い分、これまでよりも内側全体でニーグリップしているという感覚が強く、マシンコントロールがしやすくなりました。特にスタンディングしながら加速をする時にグッとマシンから遅れることなく姿勢が取りやすくなりました。

TECH7はメンズもレディースもサイズは共通で、off1.jpのYouTubeのチャンネルでは編集長稲垣が紹介・インプレッションしています。こちらもぜひチェックしてみてください。

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