九州三日目の朝は小雨。まあここに至るまでの晴天率は驚異的だったので、たまには雨も悪くないもんだ。もちろんドピーカンは素晴らしいが、たまになら曇天の暗くしっとりとした旅路もまた良き風情なのである。今日は丸一日、雨の中を走る覚悟でレインウェアとレインカバーを着用する。

さて、まず残る極点を目指す前に南大隅町の役場に表敬訪問へ。じつは僕はこの町の観光交流大使なのである。この機会に町長さんや観光課の皆さんにご挨拶をさせてもらった。

嬉しいことに、町長、副町長、役場の皆さん達は正面玄関に自分たちが乗ってきたバイクを並べ、盛大に僕の出発を見送ってくれた。

今日の目的地は長崎県雲仙市の小浜(おばま)温泉である。九州の西側をフェリーを活用しながら北上していく算段だ。

まず一度目が桜島港と鹿児島港を約15分で結ぶ桜島フェリー。フェリーを降りたら雨のなか阿久根市まで走って道の駅で昼食。そして長島町蔵之元から本日二度目となるフェリーに乗船する。熊本県天草市の牛深(うしぶか)港までは約30分で到着した。再び雨の中を走って今度は天草の鬼池(おにいけ)港へ。本日三度目となる島鉄フェリーに30分ほど揺られ、島原半島南端にある口之津(くちのつ)港へと渡った。

口之津港へ着いたのは日もだいぶ暮れた17時近く。今日はのんびり船旅を楽しむといったイメージとは程遠い1日だった。

フェリーはいずれも乗船時間が短いのに、乗船準備やらなんやで忙しい。体感的には1日フェリーのことばかり考えて走っていた感じである。もっともこの距離を移動するのにフェリーを三度も乗り継ぐなんて、西九州の旅ならではとも言えるけれど。

結局、雨は夕方まで降りやむことなく続き、小浜温泉の宿に到着。そこでは明日の日本16極完全踏破達成を共に祝おうと集まってくれた九州の熱きバイク仲間たちの姿が。夜は10名ほどで「前祝い」の宴を楽しんだのだった。それにしても小浜の温泉は相変わらず素晴らしい。海水に似た塩化物泉で、冷えた体がとても温まるのだ。

さあ明日はいよいよ九州最西端および九州最北端を巡る、日本16極完全踏破へのアタックである。

画像1: 風間深志73歳、人生初の日本一周ツーリングへ Vol.15 大分〜長崎編
画像2: 風間深志73歳、人生初の日本一周ツーリングへ Vol.15 大分〜長崎編
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