史上初のオートバイによる北極点・南極点到達、チョモランマ(エベレスト)世界最高高度6005m達成、パリ・ダカールラリー二輪部門へ日本人として初めて挑戦、などなど……。これまで数々の挑戦を成し遂げてきた風間深志氏が、実は本人にとってこれが初めてという日本一周ツーリングに出発。連載Vol.12をお届けします!

今日はこの日本一周の旅で12番目となる極点、下関市「毘沙ノ鼻(びしゃのはな)」を目指す。

朝9時に今治のホテルを出て「しまなみ海道」へ。瀬戸内海の島々を7つの橋で結ぶ、いまや世界に知られた絶景ロードだが、その橋梁のあまりのダイナミックさと、そこから見える美しく雄大な風景に改めて驚かされる。こんなものを造ってしまうのだから人類は凄い。

その後も福山、広島、宮島(お昼は宮島SAで食べた)と走ったが、どこも日光で煌めく海とのコントラストが素晴らしい。背後にそびえる山々も紅葉に染まり、美しい場所ばかりだ。そして山口県がまた極め付けなのである。つい昨日「四国の美しさは日本一!」と褒め称えたばかりだが、日本古来の田舎の風景をいまに残す山口県の田園風景も負けていない。

いやまったく日本は捨てたもんじゃない。いや、日本の風景は日本らしくある点において「世界一」なのである! ってそんなの当たり前か?

16時頃に山口県下関市にある本州の最西端「毘沙ノ鼻」を踏破。これで北海道4極、四国4極に続き、本州4極を完結し、残りは九州の東西南北の4極だけだ。全極点の踏破はあくまで日本一周の指標に過ぎないのだが、ここまで来たらもう達成するしかないだろう。現時点での総走行距離は6700km。よく走ったものだ。

さて、次からは最終章の九州編だが、一旦バイクを博多のボビー・キヨシさんのガレージに預ける。彼はSSTRの常連参加者であり、私が主催する日本最南端から最北端を一気に走るツーリングラリー「POLE to POLE」にも最年長参加者として参加し、セローで見事完走した。

POLE to POLEでは、僕が毎朝、スタート前の参加者にコーヒーを振る舞うことになっていた。ボビーさんに「今日も元気ですね」と声をかけると、彼は「僕は毎日楽しく愉快に走るのが信条ですから」と、いつもニコニコ顔で返してくれるので、主催するこちらがエネルギーを貰ったものだ。ボビーさんとはそれ以来、親しくさせていただいている。

博多のど真ん中にあるボビーさんのガレージでは、バイクのほか、ヘルメットやブーツ、ライディングスーツなどを預かっていただき、10日後にはまた日本一周を再開する予定だ。夜には替え玉10円の無茶苦茶おいしい博多ラーメンをボビーさんにご馳走してもらった。ありがとう!

画像1: 風間深志73歳、人生初の日本一周ツーリングへ Vol.12 ついに本州完走へ

画像2: 風間深志73歳、人生初の日本一周ツーリングへ Vol.12 ついに本州完走へ
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