こんにちは、林道ママこと松下時子です。電動オフロードバイク「CAOFEN F80 STREETロングレンジ」とオグショートランポで遊ぶ林道ツーリング『ミライ・リンドウ』、第12回は福井県です。福井と言えば”ダントツで海景色が美しい“風光明媚な林道をご案内したいと思います
豊富な自然の若狭路
林道から望む壮大な日本海にバンザイ!
小浜市阿納尻~若狭町世久見を繋ぐこの林道は、割合的に尾根道が多く明るいです。更に見晴らしの景観を保つための伐採や、路面整備も行き届いているんですよ。そんなわけで、快走ルートなんですが、一部で崖の石が散らばっている所もありました。
さて、今回のスタート地点は阿納尻にある林道の西側入口です。入口の目印は、結構朽ちかけてきた丸太3本の標柱と、林道の案内図です。
では、出発です! 緩やかに上って行き、国道162号の阿納トンネルの上を通過するときに「久須夜ヶ岳展望台」があります。ここはまだ標高が低いので、大展望というよりは、若狭湾と港町の景色をうかがうことができます。
それにしても、真下に貫通している阿納トンネル内に比べて、ここは何て爽やかなんでしょう! 絵日記を見ていただくと、国道162号と県道22号を蛇行している3ヶ所でトンネルの上を通過することになります。
起点から2.7㎞でダートになりました。風通りのいい、緑したたる林間もいいですね! って、季節は秋なんですけどね!
海と逆側で、山側の若桜町方面も眺望できます。ただ、そのパノラマを今回撮影していないという、大失敗をしてしまいました。あーぁ
ですが探してみたら写真が有りました……。2006年5月のものです。良かった! 谷間に広がるのどかな田園や里山など、癒される眺めなんですよ。
その5月に訪れたとき、分岐なども散策をしていたらギンリョウソウが咲いていました。眩しい程にピュアで可愛かったです。
しばらく走ると木々越しに穏やかな海が見えてきました。そろそろ展望所(絵日記のA地点)に着くようです。
どうでしょう、この眺め! 若狭湾特有の複雑な海岸線、浮かぶ御神島、果てしなく広がる日本海。スカイブルーとマリンブルー、海のオーラで気分も更に上がってきました。
一番のビューポイントを後に、再び明るい林間の道を走っていきます。蔦ヶ岳512mの山頂近くを通るとき、この林道の最高高度452mに達しました! 残念ながら展望は無いんですけど、タイトコーナーもなく、爽快に走れて楽しいです!
スタートからここまで、道なりに走って来ましたが、舗装路のU字三叉路に突き当たる分かりにくい分岐がありました。分岐の目印として右手に石の道標があります。ここは左へ上がりラストの展望所を目指しましょう!
そして現れた日本海! ビューポイントの展望所(絵日記のB地点)です。タイミングよく日が沈みはじめました。鮮烈で美しい眺めです……が、夕焼け時間が迫っているので先を急ぎます。
若桜町世久見地区の国道162号に突き当たり、林道も終点を迎えました。いやー、風光明媚な林道でした。ダートと舗装が交互に訪れる路面だけど、約8㎞のダートが残されていて走りも十分楽しめました。
どうか、林道から日本海を間近に感じていただけると幸高です! そのためにも、この感動を、快晴な日に訪れて見逃さないでくださいね。