Team HRCのMXGPチーム発表と共に、新型のCRF450Rが公開された。2025年先行型と思われるニューマシンを写真から分析する
CRF450「R」の意味
近年、Team HRCではファクトリーマシンをCRF450(250)RWと呼称してきたが、発表されたばかりのマシンは市販車と同じCRF450Rという名称のようだ。HRCディレクターの桑田哲弘氏も公式コメントの中で「このまったく新しいホンダCRF450Rで、彼ら(ティム・ガイザー、ルーベン・フェルナンディス)がMXGPにおけるタイトルへ挑んでくれると確信しています」と発言。このWを外したことで、市販車ベースであることを協調しているのか、そうではなくファクトリーマシンの呼称を変えたのかは定かではない。
市販の2024モデルと重ねてみると、ひとまず目に付くのは新外装である。少しヴィンテージマシンを意識したようなシェイプになったと言えるだろうか。大きく変更されている箇所はあまり見受けられず、フレーム、エンジン共に2024モデルを踏襲していそうだ。エンジンのアッパーマウントの上に見えるステーは2024モデルには見られないものだがシートレールに接続されているように見える。
謎に包まれた部分は多く、今季の新モデル発表が待たれるところ。