いよいよはじまったダカールラリー2024。サウジアラビア西岸の街アルラで、まずはプロローグが開催
順調な滑り出し、トップタイムはHRC新人
リエゾン130km、スペシャルテスト27kmのプロローグが開催されたダカールラリー2024初日。100%サンド路面の短いテストをトップタイムで駆け抜けたのは、Team HRCの新人トーシャ・シャレイナ。スペイン人で昨年はデサフィオ・ルータ40を優勝、ダカールラリーへの参戦は3度目とのこと。2位にはダニエル・サンダース、3位にはインドのHero 450 RALLYを駆るロス・ブランチが入った。また、2022年ダカールラリー初出場で9位に入ったアメリカンのメイソン・クラインは、中国のKOVEモーターサイクルで10位と健闘。新興勢力の活躍がめざましく、明日のステージ1が楽しみだ。
池町佳生は我慢の走りで107位
日本の池町佳生はミスコースと、安全を意識した走りで107位の結果。「サンドの轍の面倒くさいフィールドが27キロくらいずっと続く。オフィシャルや矢印、コーステープがあったので、轍をフォローして走っていました。コマ図でオフピストへそれる指示があったのですが、かなり多くのライダーが従わず、私もそちらについていった形ながらも、途中で違うと感じ、違う道でウェイポイントを取りに。おそらくそこだと思われる場所まできたもののウェイポイントを取ったのかそうでないのかわからず走行、自分の状態を確認できないまま不安のうちにゴールへ。
だいたいプロローグを走ってみて、70位くらいをめざすべきだろうなと感じました。順位はあくまで自分のためのターゲットで、走りきることが目標です」とのこと。