2021年、アメリカのAMAスーパークロスの250SXイーストクラスで、日本人初優勝を遂げた下田丈選手。そして2020年、世界選手権WSSP300で日本人初優勝を遂げた岡谷雄太選手。同じ日本のKawasakiのバイクを駆って日本人初優勝という偉業を成し遂げた2人に対談形式でインタビューしてみました。3弾に分かれるこの対談の3回目のテーマは「プライベートについて」。趣味についての話から始まり、日本食の話で盛り上がりました。
下田
ピザとかパン系とかは胃もたれしませんか?
岡谷
場所によってはクリーム系とか油っこいものとか、すごく重いご飯ばっかり出るところがあります。去年、それで初めて重たいものが食べたくなくなりました。でも、そう思った次の食事で出てきたのがフィッシュアンドチップスで、「まためっちゃ重いじゃん」、と・・・。
なので日本のご飯の方が全然いいですね。
下田
僕も一緒です。
岡谷
僕の勝手なイメージで、丈くんは日本人だけど結構アメリカンな感じのかな、とか思っていました。
下田
僕は今アメリカに住んでいて、みんなにアメリカが好きなのかな、と思われていますが、正直レースをやめたらすぐに日本に帰りたいです。レースするためにアメリカに来ているだけで。
岡谷
じゃあアメリカが好きで住んでいる、というわけではないんですね。
下田
あまり好きじゃないですね。言葉もめんどくさいし。ちょっとやっぱり生活しにくいというか、リラックスして生活はできないですよね。
岡谷
それを聞いてちょっと安心しました。丈くんは英語がうまいし、アメリカンなスタイルだからAMAでも活躍できるのかな、なんて思っていたので。ちょっと身近に感じました。
音楽を聴いて、考えすぎないようにする・・・。
下田
慣れない土地でどうやってリラックスしていますか?
岡谷
レース前は、音楽を聴いて外を少しシャットアウトして、集中できるようにはしています。僕は日本人なので、普段ずっと周りのヨーロッパ人と同じテンションでいると疲れてしまいます。なので、自分の時間をできるだけ作るようにしています。