2021年、アメリカのAMAスーパークロスの250SXイーストクラスで、日本人初優勝を遂げた下田丈選手。そして2020年、世界選手権WSSP300で日本人初優勝を遂げた岡谷雄太選手。同じ日本のKawasakiのバイクを駆って日本人初優勝という偉業を成し遂げた2人に対談形式でインタビューしてみました。3弾に分かれるこの対談の2回目のテーマは「ロードレースとオフロードレースの違い」。シーズンやトレーニングの相違点を話してくれました。
岡谷
じゃあ本当に一瞬というか、すぐに帰ってくる感じですね。ロードは金曜日にフリー走行があって、土曜日に予選、日曜日にレースというのが一般的です。木曜日は準備日となっていて、1週間まるまる使うので、サーキットの滞在時間は長いですね。
トレーニングはロードもモトクロスもバイクがメイン。
下田
トレーニングはどのようなことをしているんですか?
岡谷
僕はランニングとかジムもたまにやりますが、基本的にはバイクに乗るトレーニングをしています。モトクロスも結構な頻度で乗っていると思いますが、僕はロードもモトクロスみたいに毎週乗る、というようなスタンスでやっています。ヨーロッパに来ると乗る機会が少ないのですが、日本にいる時はいっぱい乗っています。
モトクロスはどのくらいの頻度で乗っているんですか?
下田
僕は週3〜4は乗っていますね。でも1日に乗る時間は1時間くらいで結構短いんですよ。
岡谷
そうなんだ。何時間も乗っているようなイメージが勝手にありました。
下田
コースにいる時間は長いのですが、乗る時間はそんなに長くないと思います。
岡谷
ロードも走行枠が1本30分くらいなので、乗っている時間はトータルしても1時間とか。多分モト
クロスと同じくらいだと思います。
下田
たまにロードレースのライダーがモトクロスに乗っているのを見ますが、岡谷さんは違うジャンルのバイクに乗ることはあるんですか?