セロー700に使われているパーツ紹介
ここで、セロー700に使われているカスタムパーツを紹介しよう。和泉曰く「去年試乗で乗らせてもらってエンジンの性能とかはわかっていましたし、やりたい方向も決まってましたから、あまり悩みませんでした。ヨーロッパで先に発売していたから、インターネットで簡単にどのパーツが良いか調べることができましたよ」とのこと。
フロントサスペンションにはイタリアのサスペンションプロショップ、Andreaniから発売されているKYBの30mmロングカートリッジキットを装着。
インナーチューブにはチタンコートが施されている。
リアショックもandreaniが手がけたOHLINSの4mmロングラリーリアショックを採用。
サイレンサーはMIVVチタンサイレンサー。
フットペグはまさかのKTMパワーパーツのラリーステップを加工して取り付け。
セロー仕様の時は純正シートを使うが、YZ仕様ではEUヤマハから発売しているラリーシートを装着する。サイドカウルのデカールに印刷されている「LIQUID COOLED」がとても良い味を出している。
デカールはJK design+products。最初はYZ風にすることも考えたが、どうしても既発のものに似てしまうため、セローに。いくつもの型式でデザインを起こして試行錯誤を繰り返し、最終的にこの1998年式、4JG6のXT225WEに落ち着いたという。
リアタイヤのリムにはEXCEL2.50-18リムを採用。タイヤは前後共IRCでiX-09w(90/100-21)とBR99(140/80-18)だ。
チェーンガイドはEUヤマハ純正。
CAMEL ADVアンダーガードは「たぶん日本でこれ使ってるのは僕だけじゃないかな」というくらいマニアックな一品。
ちなみにどのくらい予算がかかっているかというと、足回りで50万円くらい、その他も合わせて70万円くらいだそう。あとは工賃を払えば和泉の経営するバイクショップ・ストレンジモーターサイクルで同じ仕様を作ってもらうことは可能とのこと。もちろん車両代金は別だ。