さて、お待たせしてしまったが、全日本モトクロス選手権、最高峰IA1クラス、山本鯨のタイトルについてお届けしよう。HRCが解散したことで今年から山本を取り巻く体制は大きく変わった。同じクラスで戦う小島庸平率いるHonda Dream Racing Bellsから参戦し、これまでとはまた違った一年になったようだ。

「人ともレースとも真摯に向き合って
もっと高いところにいきたい」

画像: 「人ともレースとも真摯に向き合って もっと高いところにいきたい」

「ヒート1ではやっぱりチャンピオンのプレッシャーから硬くなってしまったのですが、ヒート2ではもうチャンピオンも決まっていたので、全力で走りきりました。僕はこれで4年連続ポイントリーダーで最終戦を迎えることができているのですが、一度すごく辛い思いもしていますし、毎年すごく緊張感をもって臨んでいます。

今年は辛いこともたくさんありましたが、チーム監督の小島さんは本当に大変な思いをしながら協力してくれました。今シーズンは本当に調子がよかったので、他のライダーを気にするよりも自分と戦うことが大きかったです。チームと一丸となって何ができるか、モトクロス界をどうやって引っ張っていくか、をずっと考えて走っていました。

今日の最終戦ヒート1では、いろんなライダーが自分のことを抜いていく中、悔しさと戦っていました。チャンピオンを獲ってみんなに恩返しをしたい気持ちと、自分の走りをしたい気持ちが入り混じってとても複雑でした。ヒート2にはそれを全てぶつけましたね。

今年からチームがドリームレーシングベルズに変わり、いろんな人が今まで以上に協力してくれて一年間戦ってきました。今までもそうだったと思うのですが、今年は本当に身近に多くの人がいてくれて、すごく心強かったです。人としてもライダーとしても成長し続けることが皆さんへの恩返しだと思うので、人ともレースとも真摯に向き合って、もっともっと皆さんに応援してもらえるようなライダーになれるように頑張ります。2021年シーズンどんなことが待ち受けているかわかりませんが、またホンダでチャンピオンを獲りたいし、もっともっと高いところに行きたいと思います」

と山本。

「これからのモトクロス業界のモデルとなるチームを作りたい」

画像: 「これからのモトクロス業界のモデルとなるチームを作りたい」

また、山本と同じIA1クラスに出走しながらもチーム監督を務めた小島庸平は「ホンダドリームレーシングベルズとして一年間走ってくれて感謝しています。僕自身も鯨とは長い付き合いで、この話が決まった時は、鯨を走らせることが本当にできるのか不安だったのですが、一生懸命やるライダーだと知っていましたし、今年は鯨を勝たすチームだ、と思い一年間やってきました。HRCさんとHMJさんとのコラボでこのチームが生まれて、これからのモトクロス業界はこういう時代になっていくんじゃないかと思います。そして、そんなチームのモデルを作っていけたらいいと思っています。鯨と手を組めて本当に幸せな一年でした」と業界の未来をしっかりと見据えている。

SUPPORTED BY

ヤマハのサイトはこちら スズキのサイトはこちら ホンダ ​​ KTM ハスクバーナ・モーターサイクルズ GASGAS FUMA+1のサイトはこちら Technix j1 j1

SPECIAL THANKS

ポカリスエットのサイトはこちら アライヘルメットのサイトはこちら

This article is a sponsored article by
''.