全日本ハードエンデューロ選手権G-NET。今年は全5戦が予定されているこの大会の開幕戦が、奈良トライアルマウンテンで開催された。壁のように立ちはだかる平城京ヒル、一度ハマったらヘルプなしでは決して抜け出せない奈良漬、巨大な岩がゴロゴロするロックセクション…2年連続でG-NETの開幕戦に選ばれたCGC奈良トラは、やはり期待を裏切らない話題の多さで僕らを歓待してくれたのだった。

名だたる難所も難易度を下げて使用

G-NETクラスに限って言えば、昨年と今年で奈良トラは全く違うコースになっていた。その原因は前回はG-NETクラスとCGCゲロゲロクラスが別レイアウトだったのに対し、今回は同じレイアウトを使用したことにあった。

画像1: 名だたる難所も難易度を下げて使用

まず昨年はスタートしてすぐにあった特大ロックセクションをスルーし、いきなり「吉野川」へ突入。ここでロッシ、タイスケが後続を引き離し、デッドヒート。さらに続くセクション「大仏ロック」でタイスケがロッシをパスし、トップを奪った。

画像2: 名だたる難所も難易度を下げて使用

「練馬ヒル」や「平城京ヒル」「杉さま」など名だたる難所を通過して昨年伝説を作った「奈良漬」にトップで到着したのはロッシ。通常迂回する出口をジャンプで豪快に飛び降りると、すぐ後に控える「ロケットヒル」を直登。トップライダーでもほとんどのライダーは直登できず、中段で止まって切り返し、イゴリながら登っていくセクションのため、ここでもロッシは大きなアドバンテージを築いた。

今回、ロッシの1周目のラップタイムは25分、ラップ数は5周。昨年は一周目は35分で3周だった。それほど、ゲロゲロクラス混走になったことでコース難易度は大きく下がっていたのだ。総合40位の馬場大貴が奈良漬に到達したのとほぼ同じタイミングで、3周めのロッシが来たと言えば、その異常なスピードの想像がつくだろうか。

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