いいところどり。現代的な解釈と、古き良き機構を取り入れる
![画像1: いいところどり。現代的な解釈と、古き良き機構を取り入れる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/10/23/99090bdb1adcc605d9d5ba7e3081babae492942b_xlarge.jpg)
旧CT110にも特徴的な、アップエアクリーナー。キャブから後ろに伸びて、キャリアがエアの吸い口になっている。これを、コンセプトにも取り入れた。たしかに、オフロード的と言えばオフロード的だが、実際この機能がいるようなことを想定できるだろうか。
![画像2: いいところどり。現代的な解釈と、古き良き機構を取り入れる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/10/23/19ba4f9198dc63dc4736d1bb7d56012073ab989b_xlarge.jpg)
実は、サハリンや、オーストラリアなどの道が水没しがちな地域のSUVには、このエアダクトが「実用的に」ついている。CT110が活躍したオーストラリアで、実際にかなり有用だったのは想像に難くない。
![画像: 5Lを想定、モデリングされたフューエルタンク。オフロードでの利用を考えたものだ。この辺も、ベースのC125とは違う。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/10/23/75fef44b45d7249a01e59cdc9bacdae4ae4ca31e_xlarge.jpg)
5Lを想定、モデリングされたフューエルタンク。オフロードでの利用を考えたものだ。この辺も、ベースのC125とは違う。
過去のスタイリングや機構に敬意を払い、しかし現代風に解釈したLEDなどを盛り込んだ、理想のCT125。
![画像: 液晶ディスプレイで、力の入ったもの](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/10/23/98420fdc6f946535da5a19ed91067c61e4c5724e_xlarge.jpg)
液晶ディスプレイで、力の入ったもの
このモデルが世の中に公表された時に、多く聞かれたのは「あまりによくできすぎていて、コンセプトモデルとは思えない。このまま発売されるにちがいない」という評判だ。バランスも良く、カスタムモデルの領域を遙かに超えている。だが、鳥山氏と話して感じたのは、モデル技術も3Dプリンターやモデリングで、相当な域まで現代では高められているのだと言うこと。ワンオフのパーツもプロダクトのように成型できる今となっては、もはやコンセプトモデルの「デキ」では何も判断できない。
事実、鳥山氏は「このモデルの今後についてお話できることはありません」と言う。だが、もちろんマーケットの要望が多ければ、市販化へ舵を取ることも当然あるに違いない。