加賀山就臣、来襲

藤原 でもねえ僕の思いはトライアルだけが盛り上がったらいいとハナから思ってもなくて、今回加賀山就臣さんていうロードレースのレジェンドライダーがお忍びで来てくれて。

画像1: 加賀山就臣、来襲

折口 あれはビックリした。

藤原 ビックリしたんやけど、俺も全然知らんかったんや。俺仲いいのに、全然一言も言ってくれてなくて、「なんで来たんすか」って思わず言っちゃって…。加賀山さんが「朝起きて、なんだか行こうと思ったから、新幹線乗ってきたんや」って。

加賀山さんいわくちょっと視察みたいなもんらしくて。加賀山さんもやっぱモータースポーツ界を盛り上げようと思って色んなアイデアを練って、イベントをしてるんです。その参考になればと見に来てくれてて。

画像2: 加賀山就臣、来襲

僕に言ってくれたのは「すごい悔しい」と。トライアルはこんな狭い場所で、こんな広場でイベント広場だったりとか狭い場所で本気のレースを見せれる。デモじゃないから、本気のレースやから、その本気を見せれるというのがマジうらやましいって言って。

僕はね、見に来てくれた人達が、トライアル近くにないからモトクロス見に行こうや、ロードレース見に行こうやとかさ、なんでもいいねん。モータースポーツの魅力をもっと一般の人が知ってもらえるようなきっかけになればいい。ほんときっかけ作りなんだよ。だってきっかけがないと行かないから。

折口 そうだね。

藤原 僕の友達に、普通に地元の友達に「俺鈴鹿サーキットでデモンストレーションするから、お前ら来いよ」って言っても、来ない。きっかけないもん。でも、シティトライアルならその時間だったら仕事終わってから決勝見に行けるぜ、とか。電車に乗ったら間に合うじゃん、ってきてくれる人がいる。

折口 大阪から鈴鹿だと、まあバイクで行けば2時間かかるかどうかですけど、仕事終わって2時間車飛ばして見に行くって距離にはちょっとハードル高い。万博公園か、モノレール乗ったらすぐじゃんかってすごくいいよね。

藤原 今回は、万博公園の芝生を管理している京阪園芸さんの人も見てくれてて、やっぱりめっちゃ楽しかったって。事務員のお姉さん方も見に来てくれたんやけど、めっちゃんこおもろかったって。「こんなイベント万博で今まで初めてです」「これは最高でしたぁ」ていうてくれて。僕らは多少なりとも芝生を荒らしちゃったけどそれを全力で許してくれて、全力で面白かったって言ってくれた。

協賛スポンサーの中で、いやあちょっと来年はいいっすわ、って断られるような企業は今無いんよね。なんかそういうのもすごいうれしい。お金出してもらっているからね。

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