アドベンチャーブームも一息ついて、「もう少し扱いやすいアドベンチャーバイクがほしいな」という声が聞こえてきていた昨今。BMW、トライアンフなど各メーカーが800ccクラスのミドルサイズ・アドベンチャーをリリースする中、KTMが満を持して発表してきたのが790アドベンチャーだ。しかし、特にアドバンスモデルである「R」は、もはやアドベンチャーの枠を飛び出していると言っていいエキサイティングな出来映えであった。
ジャンプも飛べるほど懐の深い足回り
![画像1: ジャンプも飛べるほど懐の深い足回り](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/04/24/1eb3583198dcad6cd831381980c533aa8f47869a.jpg)
アドベンチャーバイクでジャンプを飛ぼうと思うと、思い切り足回りを固めていかなくてはならず、そうなるとサス全体が固くなってしまって、とても他のセクションで乗れるようなものではなくなってしまう。ところが、Rは違った。
「Rは足回りの許容範囲が違います。200kg超の車重がありながら、ある程度のジャンプが飛べてしまう。実際、テスト走行でも1.5mほど飛んでみたのですが、ほとんど底付きの心配はありませんでした」
![画像2: ジャンプも飛べるほど懐の深い足回り](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/04/24/ff8bda83ebb988f7bfc879e0c11f701b57474c1e.jpg)
このRのサスペンションはジャンプをこなせるだけの懐の深さがある、と和泉は言う。
![画像3: ジャンプも飛べるほど懐の深い足回り](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2019/04/24/d09ee7be267138a338dd4099142ba58a2a7bfd32_xlarge.jpg)
もちろん不整地においてのスタビリティは言うまでも無い。