018年モデルからセルスターターを装備したヤマハのモトクロッサーYZ450F。
ヤマハのYZ450Fでは、FIのマッピングを調整できるスマホアプリを2017年モデルでも採用していましたが、2018年モデルではマッピングの調整を更に細かくできるように進化しています。
スマホでマッピングの調整ができるのは、他メーカーにはないヤマハYZ450F独自の強みになっています。
2018年型のYZ450Fの詳細は、USAとオーストラリアのヤマハからインプレッションが続々とアップされています。
まずはそちらをまとめてご覧ください。
The 2018 Yamaha YZ450F With Cooper Webb And Romain Febvre
2018 Yamaha YZ450F Features & Benefits
2018 YZ450F | Media Experience
セルスターターを装備したYZ450F 2018年モデル
市販モトクロッサーではホンダがCRF450Rにセルスターターを装備したのに続き、ヤマハもYZ450Fに装備となりました。
全日本モトクロス選手権のトップライダーでもレース中のエンジンストールはしばしば起こるもの。ギリギリの競り合いでラインを外してしまったり、マディコンディションの時など、厳しい状況でこそそのようなことは起こってしまいます。
そのような時にセルスターターがあれば、ロスタイムを最低限に抑えてリスタートが可能です。
セルスターターの装備はレースを闘う上で大きなアドバンテージとなります。
スマホアプリでFIのセッティングができるのはYZ450F独自の強み
またYZ450Fならではの装備として、スマホ端末でチューニングする新パワーチューナーNew Power Tuner Smartphone Appがあります。
これはYZ450Fに搭載のCCUがスマホとワイヤレス通信を行い、スマホアプリでFIのマッピングを調整できたらり、レースログも記録できるという優れもの。
YZ450FのNew Power Tuner Smartphone Appでは、他にメンテナンス記録ができたり故障診断、リアルタイムでの車両状況モニター、データのバックアップ機能なども備えています。
スマホアプリを操作してワイヤレス通信でFIのセッティングができる時代になったとは驚きですね。
かつてはキャブを外してメインジェットを交換していたことを考えると隔世の感があります。
しかもそれがワークスマシンでは無く、市販の誰でも買うことができるマシンでできるのですから。