レースだけじゃない、パドックにも話題がたっぷりCGC
まず、今回大注目を集めたのが、レース前日に公式発表された第三のゲコタこと、IRCのニュータイヤ、JX8 GEKKOTAだ。実物が展示されており、多くのライダーが触って剛性を確かめていた。水上、高橋がデビューウィンを飾ろうとマシンに装着していたが、土曜日の雨量をみて日曜朝にVE-33s GEKKOTAに交換していたのは根っこや岩よりも土路面のグリップを求めたからとのこと。
土曜日の朝には噂の電動バイクSURRONの試乗会が開催され、多くのライダーがその性能に驚きの声をあげていた。SURRONについては別記事をアップする予定なので、お楽しみに。
こちらはハードエンデューロ界で圧倒的人気を誇る「ぽろんちゃん」。じゃんけん大会でタイヤをゲット!
ハードエンデューロレースではバイクにクラクションをつけてレース中に観客の応援に応えるのがブーム。なんと鈴木健二のYZにもこんなものが。ちなみにレース中に鳴らしているのは確認できていない。
ハスクバーナのTE150でゲロゲロクラスに出走した女子大生ライダー・木下夏芽はレース前にエンジンをかけたらガソリンがダダ漏れ。突然のオーバーフローに焦り、やってきたのはBETAテント。同じくゲロゲロクラスに出走するため準備中の大神智樹や佐々木文豊が集まって一斉メンテを開始。「お父さんじゃダメだ! と思って助けを求めて上のパドックにきました」と木下。マシンのメーカーが違うとか、同じレースに出るライバルとか、そんなことは関係ない。困っている人がいたら無償で助け合うのがエンデューロライダーだ。もちろん女の子じゃなくても同じことをしましたよね? 大神さん。
ちなみにナツメちゃんもレース中に遭遇できなかったので写真はないのだが、レース序盤にブレーキを全損しつつも2時間58分50秒でゴールに駆け込んで完走(レース時間は3時間)。よき父であり、よきライバルであるお父さんも、しっかり一周。「ブレーキが壊れてしまって怖かった〜! お父さんに負けたのが悔しいです。次は日野でやるSE-Eにまた二人で出場するので、そこでは絶対に勝ちますよ!」と、実父に対して本気で悔しがる。
そしてCGC奈良トラといえばコレ。奈良漬で一番盛大に埋まった人が任命される「奈良漬け王」。三代目となる今回はなんと藤原慎也が就任! こんなに嬉しそうな奈良漬け王は見たことがない……しかもそれに対して小玉絵里加が「なんでやん! 私だって奈良漬にハマって、絶対私の方が汚れたのになんでこんな綺麗なウエアのイケメンが奈良漬け王なんや! そんなん、おいしすぎるやん。来年は絶対に私がなったるで!」と大いに盛り上げた。
日曜のじゃんけん大会で急遽MCを勤めてくれたのはバイク声優として活動している難波祐香ちゃん。竹内さくらに誘われるままにハードエンデューロを初観戦してしまい、見事に感染。午前中のミニバイクラスが始まってすぐに「カルチャーショックすぎてびっくり。めちゃくちゃ楽しいですね!」と満面の笑顔だった。