「闘う4スト」のキャッチフレーズで国産トレールの中でも高いオフロード走破力を誇ったKLX250がFinal Editionを迎え、ラインナップから消えてから、その後を継ぐモデルは音沙汰なかった。しかし突如として復活した「KLX」には、なんとレーサーモデルもラインナップ。
KAWASAKI
KLX230R
¥470,000(税抜)
発売日:2019年10月1日
トレールモデルとして同時発表されたKLX230に対して価格は+2万円。そのことからもただ保安部品をなくしただけのモデルではないことがわかる。
モトクロッサーKXシリーズを踏襲した外観。
KLX230からトルクアップしたエンジン
エンジンは232ccで空冷4ストローク単気筒/SOHC 2バルブ。最高出力は14kW(19PS)/8,000rpm、最大トルクは20N・m(2.0kgf・m)/6,000rpm。この数値は現行のセロー250と同じ(回転数は除く)。それに対して車両重量は115kgとセローに対して-18kg。KLX230比で、-19kgだ。扱いやすく初心者から中級者まで楽しむことができるファンライド・レーサーであることがうかがえる。
軽量な樹脂製フューエルタンクは6.5L。
KLX230からアップデートされたサスペンションで、フロント250mm、リア251mmのホイールトラベルをもつ。
タイヤサイズはフロント21インチ、リア18インチ。フルサイズのエンデューロマシンと同じく幅広いタイヤ選択が可能だ。スイングアームも、チェーンアジャスターをはじめとしてストリートリーガルのKLX230より本格派になっている。
エンデューロ・オプションも充実
純正アクセサリーとしてハンドガード、エンジンガード、ファットバー、バーパッド、ブラックアルマイトリムなどが充実。
KLX230Rのスペック
車名(通称名) | KLX230R | |
マーケットコード | KLX230ELF | |
全長x全幅x全高 | 2,045mm×840mm×1,200mm | |
軸間距離 | 1,360mm | |
最低地上高 | 300mm | |
シート高 | 925mm | |
キャスター/トレール | 26.5°/113mm | |
エンジン種類/弁方式 | 空冷4ストローク単気筒/SOHC 2バルブ | |
総排気量 | 232cm3 | |
内径x行程/圧縮比 | 67.0mm×66.0mm/9.4:1 | |
最高出力 | 14kW(19PS)/8,000rpm | |
最大トルク | 20N・m(2.0kgf・m)/6,000rpm | |
始動方式 | セルフスターター | |
点火方式 | バッテリ&コイル(トランジスタ点火) | |
潤滑方式 | ウェットサンプ | |
エンジンオイル容量 | 1.3L | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
トランスミッション形式 | 常噛6段リターン | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
ギヤ・レシオ | 1速 | 3.000(39/13) |
2速 | 2.066(31/15) | |
3速 | 1.555(28/18) | |
4速 | 1.260(29/23) | |
5速 | 1.040(26/25) | |
6速 | 0.851(23/27) | |
一次減速比 / 二次減速比 | 2.870(89/31)/3.538(46/13) | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック(インナーチューブ径37mm) |
後 | スイングアーム(ニューユニトラック) | |
ホイールトラベル | 前 | 250mm |
後 | 251mm | |
タイヤサイズ | 前 | 80/100-21 51M |
後 | 100/100-18 59M | |
ホイールサイズ | 前 | 21×1.60 |
後 | 18×1.85 | |
ブレーキ形式 | 前 | シングルディスク240mm(外径) |
後 | シングルディスク220mm(外径) | |
ステアリングアングル (左/右) | 45°/ 45° | |
車両重量 | 115kg | |
燃料タンク容量 | 6.5L | |
カラー | ライムグリーン(GN1) |