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Off1でも濱原颯道によるスペインでのインプレをお届けしたばかりのSTARK VARGに、エンデューロモデルの「STARK VARG EX」が追加されました。STARK VARGは2023年からタディ・ブラズシアクと契約を交わしてハードエンデューロやエンデューロクロスでPRしていることでも知られています。

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VARG EX は、モトクロッサーの VARG をベースに、公道走行に必要な保安部品を装備したモデル。ヘッドライト、テールランプなどを装備し、公道走行に必要な保安基準を満たしています。

すでに欧州、オーストラリア、ニュージーランド、米国、カナダでは、公道走行のための認証を取得しているとのこと。欧州ではA1免許(注)が必要ですが、多くの国ではBカテゴリーの自動車免許で走行が可能とのこと。米国とカナダでは、製造元のMSO(原産地証明書)も含まれており、バイクを登録するために必要なものをすべて揃えてデリバリーするようです。

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また多くの地域で、登録に必要な書類作成と手続きを代行し、購入から実際に公道走行するまでのプロセスをスムーズにするサービスを提供。このサービスの詳細(可用性や価格を含む)は、VARG EX の契約前に提示される模様。なお、日本での登録が可能かどうかは未定で、分かり次第Off1でも続報でお知らせします。現在、STARK FUTUREは世界的にテスラのような直接取引を進めており、日本からもすでにこのVARG EXを予約することができます。その予約画面によれば、日本への到着は2025年2月とのことでした。

モトクロッサーのVARGと異なる点としてヘッドライトには、North Star 4000ルーメンLEDヘッドライトを採用。またリアホイールには18インチの定番FIMエンデューロタイヤであるメッツラーシックスデイズエクストリームが装着済み。濱原もエンデューロ的な実力や懐の深さを実感しています。

最高出力80馬力、最大トルク938Nmという驚異的なスペックはVARGと共通で、450cc 4ストロークエンジンを搭載したエンデューロマシンをはるかに凌駕します。また、バッテリーは7.2kWhの大容量バッテリーを搭載しており、MXモデルよりも20%航続距離が向上しています。最長6時間の走行が可能で、これはエンデューロレースでも十分な走行時間と言えるでしょう。なお、充電時間は1~2時間で、急速充電にも対応しています。

エンデューロや林道走行は、ICE(エンジン車)よりも音が静かなEVとの相性がよさそう。北米でもトレイルを走るオフロードライフが人気でストリートリーガルの需要はとても高まっています。これを機に一気にEV化が進むのか否か。要注目ですね。

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STARK FUTURE
STARK VARG EX
$13,500(約180万円+シッピング22万円程度 ※公式サイトによる現時点での価格算出)