8月24日(土)、アメリカのインディアナ州にあるアイアンマン・レースウェイにてAMAプロモトクロスの最終戦が開催され、シーズン7勝目を挙げたチェイス・セクストン(Red Bull KTM Factory Racing)が450クラスの王者に輝きました。

最終戦アイアンマンをランキング2番手のハンター・ローレンスと28ポイント差で迎えたセクストンは、moto1、moto2ともにチームメイトのアーロン・プレシンジャーとトップ争いを展開。moto1でチーム内バトルを制しタイトル獲得を決め、moto2でもプレシンジャーを下して、シーズン5度目となる1-1での総合優勝を達成しました。

シーズン序盤はTeam Honda HRCのジェット・ローレンスと、そしてジェットが怪我で戦線離脱したシーズン後半は、その兄で同じくTeam Honda HRCのハンター・ローレンスとチャンピオン争いを展開したセクストン。最後の6戦全てで総合優勝を飾り、合計12回のヒート優勝と7回の総合優勝という活躍によりタイトルを獲得しました。

AMAスーパークロスでは2020年、2021年と2年連続で250 EASTクラスのチャンピオンとなり、2023年には450クラスでもタイトルを獲得していたセクストンですが、プロモトクロスではこれまで2022年の450クラス2位が最高位と、未冠の状態でした。今回でプロモトクロス初チャンピオンとなったセクストンは、8月31日から3週にわたって開催されるプレイオフ、SMX(スーパーモトクロス)にランキングトップとして挑むことになります。

チェイス・セクストン コメント
「去年の夏は僕にとってタフだった。そして今シーズンのスーパークロスでは積み上げては崩れを繰り返し、プロモトクロスにきてようやく結果を残せて素晴らしいシーズンを送ることができた。この感情を何て表現したらいいかわからない。これまでで最高のライディングだったし、こんな素晴らしい気分はない。今回の結果は僕にとって特別なものだ。ただ、もっと上を目指していくよ」

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