7月20日(土)、アメリカのワシントン州にあるワシューガルMXパークにて、AMAプロモトクロス選手権第8戦が開催されました。下田丈(Team Honda HRC)は前大会のヒート2でクラッシュしリタイヤとなりましたが、今大会は。


moto1ではトム・ビアルがホールショットを獲得。ヘイデン・ディーガン、ライダー・ディフランチェスコが続きます。一方、下田は序盤6番手から追い上げる展開。5番手に上がった時点でトップまでの差は6秒ほどで、ここからどう追い上げていくかに注目が集まりました。

しかしその差はなかなか縮まらず、上位ライダーの順位変動もなくレースが進行していきます。レースが動いたのは残り13分というところ。4番手を走っていたジョードン・スミスがディフランチェスコをかわして3番手に浮上します。しかしその後ミスにより後退。3番手にディフランチェスコ、4番手に下田がつき、徐々にディフランチェスコとの差を詰めていきます。レース終盤にはその差は僅差となり、隙をついて3番手にポジションアップ。結果、1位ビアル、2位ディーガン、下田は3位でフィニッシュを果たしました。

moto2でもビアルがスタートから飛び出しレースをリード、その後ろにディーガンが続きます。下田は序盤で7番手につけ、ヒート1と同様に追い上げていき、4番手を走るリーヴァイ・キッチンを猛追。両者横並びになりながらバトルを展開する中、残り23分というところでキッチンをかわし4番手に浮上します。この時点で3番手を走るディフランチェスコとの差は約2秒ほど。一時はその差が開いたものの、レース中盤でその差を縮め3番手に浮上。さらにトップ2人を追いかけていきます。

一方優勝争いも激しく、トップを走るビアルにディーガンが迫り攻防戦を繰り広げます。レース中盤にディーガンがトップへと順位を上げると、その後も勢いは落ちることなく後方との差を13秒にまで拡大。見事優勝を獲得しました。2位ビアルが、下田は3位でレースを終え、総合順位は1位ディーガン、2位ビアル、3位下田となりました。

なお、現時点で下田はポイントランキング5位につけており、トップのディーガンとの差は90ポイントとなっています。

Pro Motocross 250 Class Highlights | Washougal National 2024

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450クラスmoto1では、アーロン・プレシンジャーがホールショットを決めレースをリードしていきます。2番手にジャスティン・クーパー、3番手にハンター・ローレンスという順位でレースが進行する中、10番手以降からの追い上げを強いられたチェイス・セクストンが猛追し、レース中盤に5番手に浮上。クラス内最速ラップタイムを記録しながらトップグループに迫ります。

レース後半、3番手を走るハンターがジャスティン・クーパーをパスして2番手に上がると、残り10分を過ぎたところでセクストンも3番手に浮上。その後ハンターの転倒により2番手に上がったセクストンは、残り3周でプレシンジャーとの差を1秒に縮め、終盤でトップの座を奪取。怒涛の追い上げを見せたセクストンが優勝を獲得し、2位プレシンジャー、3位ジャスティン・クーパーという結果になりました。

moto2は、ジャスティン・クーパーがホールショットを獲得しましたがすぐにジェイソン・アンダーソンがトップに立ちます。レース開始5分後にはアンダーソンが3.3秒のリードを築き、ハンター、セクストン、プレシンジャーが追いかけていきます。セクストンは2番手のハンターに迫りバトルを展開。ハンターをかわし、4.6秒先行するアンダーソンを追いかけていきます。残り10分を過ぎたところで、セクストンはトップと1.2秒差まで接近し、終盤でトップに浮上。その後後方と13秒もの差をつけてゴールを果たしました。2位はアンダーソン、3位はプレシンジャーとなり、総合順位は1位セクストン、2位プレシンジャー、3位アンダーソンでレースを終えています。

Pro Motocross 450 Class Highlights | Washougal National 2024

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