欧州で2024年式のCRF1100Lアフリカツインが発表。ビッグマイナーとよぶべき、大幅なモデルチェンジだ
新型の変更点は……
欧州のホンダが、2024年式のCRF1100Lアフリカツインを発表。コンセプトとしては、これまでもよりロングツーリングに焦点をあてたバージョンだったアドベンチャースポーツが、さらに「オンロード」での快適性やドライバビリティに焦点をあてたモデルになり、フロント19へ変更。これまで新世代のアフリカツインはオフロード向きのフロント21インチのみのラインナップだったが、今回のモデルチェンジでより幅広いものに変更される。
また、エンジンは最大トルクが7%アップ。実用域のパワーデリバリーを向上した形となる。
CRF1100Lアフリカツイン、無印はEERAがオプションに
無印のCRF1100Lアフリカツインは、これまで同様にオフロードでの走破性を重視して21インチをチョイスする。また旧モデルではアドベンチャースポーツのみに設定されていたSHOWAのEERAサスペンションがオプション設定されることが最大の特徴。リアスプリングのプリロードとダンピングを電子制御し、モードにあわせたセッティングを自動で出してくれる。
また、フロントのカウルまわりは新設計となり、5段階に調節可能なスクリーンに。
明確なオンロードへの方向性、CRF1100Lアフリカツインアドベンチャースポーツ
これまで以上にオンロードへの適性を高めた新型CRF1100Lアフリカツインアドベンチャースポーツ。なお2022年の欧州でのセールスは、CRF1100Lのなかで56%を締め、どちらかといえばメインプロダクトと言えるバージョンに成長。前述したとおりフロントには19インチのホイールを装備。また、EERAサスペンションは20mmストロークを短くすることで、よりフロントエンドのオンロードにおけるドライバビリティを重視した設計に。
また、シートは15mmウレタンフォームを増量することでさらなる長距離ライディングの快適性を高めたとのこと。
どちらも国内発表が待たれるところだ。